Blackmagic Designは、HyperDeck 8.3を公開した。同社Webサイトよりダウンロード可能。
同アップデートでは、ネットワークを介した収録・再生に対応。複数のHyperDeck ExtremeシリーズからBlackmagic Cloud Storeにマルチカム・フッテージの収録に対応する。個別のメディアカードに収録する代わりに、すべてのHyperDeckが同じBlackmagic Cloud Storeに収録するため、すべてのメディアを一か所に集約して多くの人がネットワークを介して簡単にアクセスが可能になり、大規模なワークフローでも効率的に作業を行えるようになるという。
新たに搭載されたネットワーク・タイム・プロトコルでは、現在のネットワークの時間にHyperDeckを同期できるため、誰もが同じタイムスタンプのメディアで作業できる。HTTPとHTTPSによるファイルのブラウジングや転送にも対応したため、安全なネットワークを介してコンピューター間でファイルの転送が可能。ウェブブラウザでファイルを確認、ドラッグ、ドロップでき、メディアのアップロードとダウンロード作業が簡素化できるという。
新搭載のネットワークセキュリティのオプションでは認証用の安全証明書を生成でき、安全性を一層高められることが可能。これにより、HyperDeckが信頼できるソースであると証明でき、ブラウザと通信ができるとしている。
このアップデートでは、HyperDeck Shuttle HDにボリュームナビゲーション機能を新しく追加。サブフォルダーのクリップを含む、ドライブ全体をナビゲート・表示できる。この機能を使うことで、特定ファイルの検索がスピードアップできるという。