Blackmagic Design導入事例:Domestika、オンライン トレーニング用のコンテンツの場合

Blackmagic Designによると、オンライントレーニングを提供するDomestikaが、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K ProデジタルフィルムカメラおよびDaVinci Resolve Studio(編集・カラーコレクション)をベースとしたレンズからグレーディングまでのワークフローを用いて、世界中で1000万人に及ぶ同社のユーザーに向けてオリジナルコンテンツを作成しているという。

専門家によって監修された3000以上のオンラインコースのカタログを有し、その数を毎年増やし続けるDomestikaは、オンライン・クリエイティブ教育コミュニティの情報源となっている。イラストレーションからマーケティング、デザイン、クラフト、写真、3Dおよびアニメーションまで、同社のビジネスのDNAは、実践を通して学ぶことを目的とした、プロフェッショナルな多言語コンテンツを提供することにあるという。

Blackmagic Design導入事例:Domestika、オンライン トレーニング用のコンテンツの場合

Domestikaは同社の制作目標を達成するために、複数のBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proを導入してワークフローをアップデートした。

Domestikaの制作統括であるトーマス・エステラス氏は、次のようにコメントしている。

エステラス氏:初めてテストを行った際に、デュアルネイティブISO対応のSuper35 6Kセンサーであれば、自分たちの求めるプロダクションバリューを実現できるとすぐに理解しました。

さらに、内蔵されたNDフィルター、第5世代カラーサイエンス、長時間撮影に対応するパフォーマンスなども、私たちに最適なカメラとなる要素でした。

Blackmagic Design導入事例:Domestika、オンライン トレーニング用のコンテンツの場合

Domestikaは同社のトレーニングコースをすべて社内で撮影する。防音設備の整ったスタジオでは、エキスパートたちが招待され、知識やノウハウがDomestikaのクリエイティブ・コミュニティーと共有される。

コースの要件に合わせた制作もあるが、通常の撮影は3台のカメラで行われるという。

エステラス氏:私たちは原則として、ワイドショット、同じアングルのミディアムショット、上から下のアングルを提供します。さらなるディテールが必要な場合は、サイドからのショートショットを加えます。

ガイド付きのオンライン学習には、よく練られたわかりやすい語りが付随するという。

エステラス氏:軽量で用途が広く、かつ画質に妥協しないカメラパッケージを見つけることが必須でした。私たちは通常、ISOを1250に設定し、露出オーバー気味に撮影します。これにより、ポストプロダクションでブラックとシャドウのディテールを復元できる余裕が生まれ、カメラのフォルスカラーオーバーレイを使用してハイライトの白飛びも防ぐことができます。

Blackmagic Design導入事例:Domestika、オンライン トレーニング用のコンテンツの場合

Domestikaの仕事量は多く、締め切りもタイトであることから、コンテンツのほとんどはProRes 422 HQで収録され、ポストプロダクションでリフレーミングの必要がある場合はBlackmagic RAWが使用される。各カメラから収録した外付けSSDは、後のトランスコーディングとローカルNASサーバーへのバックアップ用に、RAID 5ハードディスク・エンクロージャーに移される。

Domestikaにはポストプロダクション専門のチームと、編集およびカラーコレクション用のDaVinci Resolve Studioを起動するワークステーションが複数台ある。

エステラス氏:カラーに関しては、各エディットベイにDaVinci Resolve Micro Panelを設置していて、社内のニーズに合わせられる多角的な空間を作っています。

DaVinci Resolveのパフォーマンスとコラボレーション機能によって、当社のエディターおよびカラリストたちは、メディアのサイズに関わらず、同じプロジェクトでシームレスに作業することができます。

これがオールインワン型のソフトウェアツールになっていることは、本当にゲームチェンジャーですね。納品が早くなるだけでなく、より良い品質で作品を仕上げられます。

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