Blackmagic Design導入事例:ペンシルベニア州「クツタウン大学」の場合

Blackmagic Designによると、ペンシルベニア州クツタウン大学のシネマ・テレビ・メディア制作学部が、DaVinci Resolve Studioを中心としてポストプロダクションのカリキュラムを再設計したという。2年間にわたるメディアプログラムの見直しの一環として、DaVinci Resolve Studioがクツタウン大学の専用ポストプロダクションツールとなり、すべての学生プロジェクトでBlackmagic Designのデジタルシネマカメラが使用される。

新たに改装された5つのポストプロダクションスイートでは、学生が編集やカラーグレーディングにDaVinci Resolve Studioを使用しており、2つのコンピューターラボにある50台のコンピューターのすべてでDaVinci Resolveが稼働している。DaVinci Resolve、そしてDaVinci Resolve Speed Editor、DaVinci Resolve Editor Keyboard、DaVinci Resolve Micro Panel、DaVinci Resolve Mini Panelコントローラーは、Blackmagic Designワークフローを中心とした過去2年間の完全なポストプロダクション設備のアップグレードの一環として選択され、その結果、プログラムの受講生が20%増加したという。

クツタウン大学は、中規模の公立大学であり、初めて大学教育を受ける学生や、経済的に恵まれない背景を持つ学生が多く通っている。同大学のシネマ・テレビ・メディア制作学部は、映画撮影、オーディオ、ポストプロダクション、テレビスタジオ、ライブ放送の基礎から上級レベルまでのコースを提供しており、1年目から上級コースを受講できるようにカリキュラムが組まれている。

学生たちによるプロジェクトはすべて、Blackmagic Pocket Cinema Camera 6KおよびBlackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2デジタルフィルムカメラで撮影されている。DaVinci Resolve Studioを擁する新しいポストスイートには、DaVinci Resolve Speed Editor、DaVinci Resolve Editor Keyboard、DaVinci Resolve Micro Panel、DaVinci Resolve Mini Panelがそれぞれ備わっている。

准教授であり、シネマ・テレビ・メディア制作学部の学長であるマイケル・ジョンストン氏と、助教であるジョナサン・ジョイ氏にとって、カリキュラムを再構築し、新しい方法で学生を惹きつけ、学生たちが実際の制作現場に対応できるようにすることが重要であったという。

Blackmagic Design導入事例:ペンシルベニア州「クツタウン大学」の場合

ジョイ氏は、次のようにコメントしている。

ジョイ氏:私たちが大学時代に経験したような、どんな機材でも4年生にならないと使えないという時代遅れのシステムが嫌だったんです。学生たちには、初日から最もプロフェッショナルな機材を手に取って欲しいと考えています。

学生たちが、シナリオ制作から撮影、グレーディング、納品までの流れやツールに関して理解できるように、ワークフローや、そのワークフローに関連したジョブにより焦点を当てたカリキュラムにしたかったんです。ワークフローの指導に関しては、Blackmagic Designは、撮影からポストプロダクションまでのあらゆるツールを、信じられないほど手頃な価格で提供しています。

また、Blackmagic Designは使い勝手が良く、プロフェッショナルな機能を搭載しています。

例えば、Pocket Cinema Camera 6Kのメニューナビゲーションとオンスクリーンの操作やコントロールは、学習プロセスを簡素化するのに役立つと、私も生徒も評価しています。また、最新のファームウェアアップデートでは、Blackmagic RAWに4K DCIが追加されました。これはカラーのワークフローやダイナミックレンジについて教えるのに最適ですね。このカメラは、同大学のプログラムにおいて、学生たちがデフォルトで予約する機材になっています。

ポスプロの面では、DaVinci Resolve Speed Editorは、私の編集方法にも良い影響を与えてくれました。マルチカム機能、ソーステープ、プロジェクトタイムラインへの素早い切り替え、そしてインテリジェントなキーボード編集モードにより、素早く編集を組み立てられるようになりました。学生たちは、ライブ上書き機能やソーステープ、そしてソーステープとタイムラインを素早く移動できる機能を気に入っています。また、学生たちは機能キーも作業に組み込んでおり、特に同期ビンで使用しています。

現在のカリキュラムの開発では、手頃な価格、使い易さ、ワークフローを考慮しています。私たちの学部が必要とする、重要性と緊急性が最も高いアップデートは、4Kワークフローへの移行でしたが、Blackmagic Design製品のおかげでシームレスに実現することができました。この世代の学生たちは、ツールやテクニック、テクノロジーを受け入れます。秋に行われた映画撮影入門講座は、私にとっても魅力的でした。学期の半ばには、学生たちにBlackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2を使わせていました。

財政的な支援に依存している中規模な州立大学として、私たちは、学生が資金繰りに気を煩わせることなく、制作に集中することができるよう努めています。私たちは、Blackmagic Design製品のように、業界をリードする手頃な価格の制作ツールを学生に提供していることに誇りを持っています。学生たちがこれらの機材を使用して作業でき、そしてクツタウン大学を卒業した後も制作現場で活躍できるよう、私たちはこのやりがいのあるカリキュラム改正に踏み込みました。

Blackmagic Design導入事例:ペンシルベニア州「クツタウン大学」の場合