Blackmagic Design導入事例:「明治大学」の場合

Blackmagic Designによると、「明治大学」がURSA Broadcast G2やBlackmagic Studio Camera 4K Proカメラ、ATEM Constellation 8K、HyperDeck Extreme 8K HDR放送デッキなどを含む数多くのBlackmagic Design製品を、同学のキャンパス内のスタジオおよびオンライン(ハイブリッド)授業で使用しているという。

都内に4つのキャンパスを構える明治大学は、1881年に設立された歴史ある大学だ。同学の駿河台キャンパスには教職員や学生が利用できる放送・配信スタジオがあり、数年前にHDシステムから4Kのスタジオシステムに更新された。

Blackmagic Design導入事例:「明治大学」の場合

同学の許貞恩氏は、次のようにコメントしている。

許氏:メディア授業という形でオンラインのオンデマンド授業の収録や学内のイベントの収録を行う用途でこのスタジオが設立されました。他にも情報コミュニケーション学部および情報関連科目の授業でも使用しています。Blackmagic Designは、スイッチャーやコントローラー、レコーダーなど、直感的に使いやすい構成になっており、映像のプロではない先生や教職員でも使いやすく、導入を決定しました。

スタジオはメインスタジオ、個別ブース、副調整室の3つに分かれている。メインスタジオはグリーンバックのクロマキー撮影空間になっており、URSA Broadcast G2が1台、Blackmagic Studio Camera 4K Proが2台、天吊りカメラが1台設置されている。個別ブースは3つのブースがあり、それぞれにDeckLinkキャプチャーカードとカメラが設置されている。そのうち1つは、DAWシステムを利用し、音楽や音声の収録が可能となっている。副調整室には、ATEM Constellation 8Kスイッチャー、ATEM 1M/E Advanced Panel、ATEM Camera Control PanelやHyperDeck Extreme 8K HDR、HyperDeck Extreme Control、HyperDeck Studio Mini(2式)、ATEM Talkback Converter、ATEM Studio Fiber Converter、SmartView 4Kモニター、Teranex ExpressやTeranex Miniコンバーターが導入されている。

許氏:調整室では、メインスタジオで入力されるカメラや音声、そしてプレゼンテーション用の資料をATEMスイッチャーでミキシングしたり、HyperDeckレコーダーでそれぞれの素材を収録したりできます。また、個別ブースで入力した音声データを収録したり、個別ブースへ映像・音声を出力しながら、映像に合わせて、ナレーションや音楽の収録が行えるようになっています。

Blackmagic Design導入事例:「明治大学」の場合

許氏:大学のスタジオながら、ここまでの設備が揃っていてアクセスもいいので、実はプロの映像業者さんに貸し出すこともあります。Blackmagic Designの製品は直感的に使えるので初めての方でも使いやすいようです。

同学では2020年からコロナ禍により全授業や大学行事をオンラインで展開することとなったが、スタジオでの収録設備が整っており、そこでのノウハウも活かすことで、スムーズにオンライン化へ転換できたという。

許氏:授業のオンライン化が決まって教室にもBlackmagic Web Presenterを導入し、収録・配信システムを整えました。現在も対面授業と同時に、Zoom配信による授業展開を行ってハイブリッド型授業を続けており、受講者は授業参加方法を選ぶことができます。主なユーザーである先生方も、常設設備を利用し、カメラや収録機器の設定などを特段意識せずに、PCを立ち上げるだけで、収録・配信ができ、授業やイベントのハイブリッド型実施が日常的にできるようになっています。

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