パナソニック、「Kairos Core 200」ソフトウェアバージョン1.5.0公開

パナソニック コネクトは、業務用ライブ映像制作・配信システム「IT/IPプラットフォームKAIROS」の新メインフレーム「Kairos Core 200(AT KC200T)」(2023年6月14日より発売開始)用のシステムソフトウェア「バージョン1.5.0」の提供(無償)を開始した。

メインフレームKairos Core 200をバージョン1.5.0にアップデートすることにより、「タッチコントロールパネルソフトウェアオプション(AT SFTC10G)」を使用可能になる。PCのタッチパネルモニターに表示したマルチビューワー画面をタッチして、映像の選択やカメラ切替、クリップ再生などを指先のタッチ1つの直感的な操作で可能になり、従来のスイッチャー操作に習熟した専任オペレーターでなくても、誰でも簡単にKAIROSの機能を使用可能。またKairos CreatorをインストールしていないPCからも操作可能。AT SFTC10Gはソフトウェアキーで提供され、キーコード入力によるアクティベートで使用可能となる。

バージョン1.5.0ではそのほか、マルチビューワーの4系統出力と4K/HDパラレル出力、Kairos Creatorでの素材、ソース、オブジェクトの複数選択、RAMプレーヤー/静止画での入力・出力映像の録画などの多くの機能を充実させており、映像制作の自由度をいっそう高めることができるという。

メインフレームKairos Core 200は 、KAIROS第2世代の新しいミドルレンジクラスの製品で、映像処理パフォーマンス、内蔵ストレージ容量 、信頼性・安全性の向上を特徴としている。タッチコントロールパネルなど「KAIROSバージョン1.5.0」の機能をフルに活用でき、ユーザーの用途と運用環境に応じた、より自由な映像制作を可能にしている。

Kairos Core 200 AT KC200T バージョン1.5.0の詳細は以下の通り。

  • タッチコントロールパネル対応。PCのマルチビューワー画面をタッチして、映像の選択やカメラ切替、クリップ再生など直感的な操作が可能
  • RAMプレーヤー/静止画REC機能。入力・出力映像の録画(静止画はフレームキャプチャー)が可能
  • 2.5D DVE(X・Y・Z軸による回転および位置調整)に対応
  • システムログ機能を拡張。FANアラーム、電源アラームなど警告表示に対応
  • Kairos Creatorマルチセレクト機能。以下のGUIでの複数選択に対応
    静止画 、 RAM Clip プレーヤー、 オーディオ:複数クリップ選択
    ソースオプション:複数ソース選択
    インプット:複数入力選択
    ペイント:複数オブジェクト選択
  • マルチビューワー出力が×4系統に倍増。4K/HDパラレル出力に対応
  • その他、多項目にわたって操作性を改善