
銀一株式会社は、同社が取り扱うピークデザインの小型・中型ミラーレスカメラ用のハンドストラップ「マイクロクラッチ L プレート」「マイクロクラッチ I プレート」を2023年7月28日に発売する。いずれも税込12,100円。
マイクロクラッチ L プレート/I プレートは、ベースプレートとストラップをカメラに取り付けて、ループ部分に2-4本の指を差し込みカメラを持ち運ぶことができる。ループの長さは手の大きさや指の本数にフィットするよう調節可能。

ストラップには丈夫なハイパロン素材を、ベースプレートにはリサイクル素材のアルミニウムを採用。また、ストラップのパッド部分には吸湿発散性の高いマイクロファイバーを使用し、長時間の撮影にも適しているという。
移動しながらのストリートスナップ撮影や、アウトドアシーンなどアクティブに動く場面での撮影、スタジオでの長時間の撮影など、大切なカメラを安全に持ち運びながら、快適な撮影スタイルを実現する。

同製品には、マイクロクラッチ用のアルカプレートが付属。アルカプレートはベースプレートにマグネットと付属のネジで固定でき、ピークデザイン製のキャプチャー※やトラベルトライポッドと互換性がある。
※ピークデザイン製キャプチャーV3と互換性あり。キャプチャーV1、V2には対応していない。

また、ベースプレートにはピークデザイン製のアンカーを取り付けられるため、スライドやスライドライトなどのストラップと合わせて使用することもできる。


「L プレート」と「I プレート」の選び方
マイクロクラッチには、カメラの形状に合わせて「L プレート」「I プレート」2種類のベースプレートを用意している。基本的には、カメラ側のハンドグリップ部分が大きく突き出ているタイプにはL プレートを、突き出ていないタイプにはI プレートを推奨している。

※画像をクリックして拡大
※ RICOH GR IIIには、付属のスプリットリングではなく、アイレットにピークデザイン製アンカーを取り付けて使用することをすすめている。
※「×」のカメラは、マイクロクラッチに対しカメラが小さすぎる、または大きすぎるため、マイクロクラッチの使用を推奨していない。
※カメラの一覧表は、2023年7月現在のもの
選ぶ際の注意点
(1)カメラによっては、ハンドグリップ部分が突き出ているものでもI プレートが適しているケースがある。
例:SONY α7C(ほかのα7 モデルは除く)とSONY α6000 シリーズ(α6600 は除く)
これはハンドグリップ部分の形状と、カメラ側の1/4インチネジ穴の位置によるもの。選ぶ際の判断の目安のひとつとして、下記の図を参照にハンドグリップの先端からカメラ側の1/4 インチネジ穴までの距離を測るといい。
「X」の値が3cm以上の場合はL プレートが、3cm以下の場合はI プレートがおすすめだという。

(2)一部のコンパクトカメラは、マイクロクラッチに対してカメラが小さすぎるため使用できないケースがある。
例:SONY RX100 シリーズ
このようなカメラに対しては、ピークデザインの機能的なリストストラップ「カフ」がおすすめだとしている。
(3)ミラーレスカメラの中でも比較的大きいサイズのカメラには、クラッチがおすすめ。特に大きなレンズを使用される場合は、より安定し安全に使える。
例:Leica SL2、Canon R シリーズ、Nikon Z シリーズ
使用方法
- カメラのアイレットにスプリットリングを付け、スプリットリング用カバーを被せる。
- ベースプレートのサイドからアセンブリツールを取り出し、ベースプレート用ネジ(短いネジ)を使用してカメラ底部にプレートを取り付けり。ピークデザイン製キャプチャーやトラベルトライポッドと合わせて使用する場合は、アルカプレート用ネジ(長いネジ)でアルカプレートとベースプレートを取り付ける。
- スプリットリングにストラップの先端を通し、好みの長さでボタンを留め、固定する。
- ループ部分に2-4本の指を差し込み、しっかりとカメラを掴んで撮影する。


スペック
マイクロクラッチ I プレート

サイズ(ベースプレート部分) | H11.5×W2.8cm×D0.76cm |
サイズ(アルカプレート) | H3.8×W3.8cm |
重量(アルカプレートなし) | 51g |
重量(アルカプレート付き) | 66g |
同梱物 | アルカプレート、アセンブリツール、ベースプレート用ネジ、アルカプレート用ネジ、スプリットリング、スプリットリング用カバー、スプリットリング取り付け用ツール |
マイクロクラッチ L プレート

サイズ(ベースプレート部分) | H11.5×W2.8-4.8×D0.76cm |
サイズ(アルカプレート) | H3.8×W3.8cm |
重量(アルカプレートなし) | 60g |
重量(アルカプレート付き) | 75g |
同梱物 | アルカプレート、アセンブリツール、ベースプレート用ネジ、アルカプレート用ネジ、スプリットリング、スプリットリング用カバー、スプリットリング取り付け用ツール |
