ライブビデオ制作分野の大手Mavis Broadcastは、Mavis 2.0のリリースを発表した。

Mavisは、パートナーであるハードウェアプロバイダーのAtomosと協力して、ライブビデオ制作をさらなる高みに引き上げるための取り組みを行っている。このパートナーシップの集大成となるMavis 2.0は、最先端のハードウェアやソフトウェア、Software-as-a-Service(SaaS)モデルを組み合わせた包括的なソリューションとしている。

ライブビデオ制作環境を変革する拡張機能セット

Mavis 2.0は、ライブビデオ作成のための新機能と改善された機能を備えている。その一部は以下の通り。

SaaSベースのモデル

Mavis 2.0は、SaaSモデルを採用することで、Mavisはグローバルパートナーとユーザーに比類のないメリットをもたらし、放送局または各種プラットフォームにライブコンテンツを配信する。

拡張されたカメラ入力

最大8台のカメラのライブ入力ができるようになり、前バージョンの2倍を実現。親密なインタビューの撮影やダイナミックなイベント撮影の場合でも、Mavis 2.0は品質を損なうことなく、必要な順応性を提供する。フレームレートも拡張され、最大59.94のプログレッシブに対応する。

複数のライブ入力オプション

Mavis 2.0は、ライブフィードを取り込むためのAtomosハードウェアとMavis Pro Camera(BBC、ITV、ロイターなどで使用されている)の2つの方法を提供する。この2つのアプローチにより、ユーザーはシームレスな接続を実現可能としている。3番目の取り込みとして、すでにクラウドSRTとして存在するフィードをそのまま取り込む方法にも対応する。

高度なオーディオおよび通信機能

これまでにないほど制作を合理化するMavis 2.0は、最先端のオーディオおよび通信機能を導入し、制作チーム間のシームレスな調整を可能にする。Atomosハードウェア、専用トークバックアプリ、オートミックスマイナスへの直接統合により、ディレクターは地球上のどこにいてもカメラオペレーターやタレントとシームレスに会話ができる。

デュアルビデオ再生

2つの独立したビデオ再生入力(カメラ入力に追加)により、事前に録画されたコンテンツをシームレスに切り替えることができ、最初から最後までスムーズで魅力的な制作を保証する。

拡張されたオーディオ入力

Mavis 2.0は、最大32個のオーディオ入力を提供。また、手間のかかっていた製品のセットアップに関しても簡単かつ正確に対応する。