Blackmagic Design導入事例：チリのテレビドラマ 「Hijos del Desierto」の場合

Blackmagic Designによると、チリの制作会社AGTVが、4台のBlackmagic URSA Mini Pro 12Kデジタルフィルムカメラを使用して、大人気テレノベラ（ラテンアメリカを中心に制作、放映されているメロドラマ）「Hijos del Desierto（原題）」を撮影しているという。同作はBlackmagic RAWで撮影されており、批評家たちは、このシリーズの卓越した制作品質と魅惑的な色彩パレットを称賛した。これらは、Blackmagic Designカメラを使用するというAGTVの戦略的選択によって実現したという。

パトリシオ・ゴンサレス監督による、高評価を得たテレノベラ「Hijos del Desierto」は、チリの主要テレビ局のひとつであるMegaと、そのオンライン配信プラットフォームMegaGoの両方で視聴者を魅了した。1930年代を舞台にしたこのシリーズは、悲惨な労働者虐殺事件の余波で離れ離れになった2人の兄弟の悲劇を中心に展開する。2022年8月から2023年の1月まで、100以上のエピソードが放送された同番組は、チリの主要な出版物や視聴者から賞賛を集めた。

以前、Canal 13のシリーズ「Amor a la Catalán（原題）」の制作で複数のBlackmagic URSA Broadcastカメラを使用した経験から、AGTVのオペレーションマネージャーであるシーザー・ノランブエナ氏は、「Hijos del Desierto」でもBlackmagic Designのワークフローを使いたいと考えていた。番組のテンポの速いアクションを撮影するため、AGTVのチームは、2つのセットアップを選択し、それぞれに2台のURSA Mini Pro 12Kと1台のBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K G2デジタルフィルムカメラを搭載し、すべてBlackmagic RAWで撮影した。

ノランブエナ氏は、低照明条件におけるURSA Mini Pro 12Kの性能が主な利点であったと強調した。

「Hijos del Desierto」の制作は8ヶ月に渡り、ノランブエナ氏はカメラの信頼性を確信したという。

「Hijos del Desierto」の成功を受け、ノランブエナ氏はMegaテレノベラの最新作「Como la Vida Misma」と「Juegos de Ilusiones」でもURSA Mini Pro 12KとPocket Cinema Camera 6K G2を使用することを決めた。これら2つの新プロジェクトはビジュアルや雰囲気が異なるが、ノランブエナ氏は、Blackmagic Designのカメラが、プロジェクトの独自のビジョンや雰囲気を完璧に撮影できると確信している。

AGTVのオーナーであるパブロ・アビラ氏は、次のようにコメントしている。