キヤノン、日本テレビ放送網、株式会社読売新聞東京本社は、一般社団法人 日本映画テレビ技術協会が主催する、2022年度「映像技術賞(OAG部門)」を、共同で受賞した。
プロ野球2022年シーズンにおいて、東京ドームで開催された読売ジャイアンツの一部試合を対象に、キヤノンのボリュメトリックビデオ技術を活用して中継。バッティングや走塁、守備連携など、あらゆるシーンのリプレイ映像を、通常のカメラでは表現できない360°自由な視点からリアルタイムに制作し、放送に利用した。革新的なプロ野球中継を実現させたこれらの技術・工夫が高い評価を受け、今回の受賞に至ったという。
キヤノンが開発したボリュメトリックビデオ技術とは、100台規模のカメラで撮影した画像から、3Dデータを生成する技術。撮影した空間内を、透明のカメラ付きドローンで撮影しているかのような、360°自由な視点での映像制作が可能。広範な撮影エリアをリアルタイムに映像生成できる特長を生かして、スポーツやエンターテインメント分野を中心に幅広く活用されているという。