キヤノン株式会社は、森ビル株式会社、株式会社バスキュール、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下:日本IBM)と協業し、2023年10月6日に開業する虎ノ門ヒルズステーションタワー8Fに、ボリュメトリックビデオスタジオを開設する。
今後、さまざまな企業やクリエイターとのコラボレーションによるXR(VR・AR・MR)コンテンツの企画・制作・配信を通して、映像体験のさらなる価値向上を図るとしている。
ボリュメトリックビデオ技術とは、複数のカメラで同時撮影した画像から、空間全体を3Dデータ化する技術だ。空間内をあらゆる位置・角度から捉える自由なカメラワークで、これまでにない映像表現を可能にする。キヤノンは撮影から映像生成までをリアルタイムに行うことが可能なため、現在、スポーツ中継や音楽のライブ配信、テレビCMの制作など、幅広い用途で活用されている。
今回協業する4社は、森ビルが立ち上げた「クリエイティブエコシステム構築に向けた共同プロジェクト」に参画している。業界や領域を超えたコラボレーションを通じて、新たなコンテンツの創出・発信を目指す同プロジェクトのもと、参画企業やクリエイターのための共創拠点として、虎ノ門ヒルズステーションタワー8Fに「TOKYO NODE LAB」が開設される。
ビジネス、アート、テクノロジー、エンターテインメントなど、あらゆる分野での共創が期待される本拠点に、キヤノンのボリュメトリックビデオシステムを導入した「TOKYO NODE VOLUMETRIC VIDEO STUDIO」がオープンする。
スタジオでは、撮影から配信まで一貫したサービス提供する(事前予約制)。企業のプロモーションビデオやミュージックビデオの制作のほか、ボリュメトリックデータを活用したXRライブの配信として講演やトーク番組、さらには「TOKYO NODE」内で開催されるコンサートや演劇と連携したイベントなど、幅広いシーンでの活用を目指すという。
4社それぞれが持つ技術や顧客基盤、マーケティング力を生かすことで、XRコンテンツの魅力を、東京から広く世界に向けて発信していくとしている。
イベント「TOKYO NODE : OPEN LAB」
2023年10月10日(火)、11日(水)の2日間にわたり、虎ノ門ヒルズステーションタワー46Fにて開館記念カンファレンスイベント「TOKYO NODE : OPEN LAB」が開催される。全17回予定されているセミナーの1つに、「ボリュメトリックビデオスタジオから発信する新たな都市体験」と題したセミナーを実施する。
- 開催日時:2023年10月10日(火)11:05~11:40
- 開催場所:虎ノ門ヒルズステーションタワー46F TOKYO NODE HALL
- テーマ:ボリュメトリックビデオスタジオから発信する新たな都市体験
- チケット料金:2,000円(税込)
- 関連URL:https://www.tokyonode.jp/sp/openlab2023