ティアック株式会社は、TASCAMブランドから、ハーフラックサイズの設備向け多機能ミキシングアンプ「MA-BT240」とラックマウントキット「AK-RM05」を2024年1月下旬に発売する。希望小売価格はそれぞれ以下のとおり
- Bluetooth搭載ハイ・ローインピーダンス対応設備用小型ミキシングアンプ「MA-BT240」:税込71,500円
- ラックマウントキット「AK-RM05」:税込7,700円
ミキシングアンプ「MA-BT240」は小規模空間向け多用途/多機能のClass-Dミキシングアンプ。ハイ・ローインピーダンス両方に対応し、マイク/ライン入力、ダッキング機能など豊富な機能を備えており、小売店、レストラン、カフェ、オフィス環境、教育施設などの商用スペースに適しているという。コンパクトな1Uハーフラックサイズで棚や机への据え置きだけでなく、別売のラックマウントキット「AK-RM05」を使用して19インチラックへの設置もできる。
ダッキング機能搭載のマイク入力
MA-BT240は、フロントパネルにMIC/LINE入力、リアパネルにページング対応のMIC/LINE入力を装備。マイク入力にはダッキング機能を搭載している。BGMが流れている環境においてアナウンス時に音楽の音量を自動的に下げ、クリアなアナウンスを実現。リアパネルには2系統のRCAライン入力を装備している。さらにミキシング機能を内蔵しており、アンプに接続する様々なソースのレベルを簡単にコントロールできるようになっている。
Bluetooth搭載、有線アンテナでペアリングポイントを離れた場所に設置が可能
MA-BT240にはBluetoothレシーバーが内蔵されており、BGMやその他の音声ソースをワイヤレスで受信できる。さらに、MA-BT240のBluetoothアンテナはSMAケーブルで最長20mまで離れた位置にアンテナを設置でき、アンテナは店舗内、本体はバックヤードなど自由度の高い設置が可能だ。
空間に適した拡声音の調整/補正が可能
出力にはBASS/TREBLE EQ、ハイパスフィルターを搭載し、最適な音質の調整だけでなく、ハイインピーダンス使用時のスピーカーの飽和を回避する。また、ローインピーダンス接続はモノラルL+R/ステレオの切り替えに対応。加えて、外部コントローラー※からマスターボリュームの調整が可能だ。
※外部コントローラは本機の制御端子仕様に準じる。ユーロブロック 3.81mm ピッチ 3 ピン(1:Vcc 5 V/2:コントロール/3:GND)。
また、MA-BT240をカスケード接続することで、拡声ポイントを増設できるライン出力端子も装備している。
主な仕様
- ローインピーダンス接続(120W×2ch @4Ω/8Ω)/ハイインピーダンス接続(240W×1ch、100V/70V)両対応Class-Dパワーアンプ
- Bluetoothレシーバー搭載
- ライン入力×2
- マイク/ライン入力×1ダッキング機能搭載、ページング機能搭載
- ミキシング機能対応
- 1Uハーフラックサイズ(ラックへの設置は、別売のラックマウンキットAK-RM05が必要)
また、同社は2023年11月15日~17日に幕張メッセで開催される「Inter BEE 2023」で「MA-BT240」を展示する(タスカム/ティアック(株)ブース:プロオーディオ部門 展示ホール2 ブース番号2121)。