ジャパンマテリアル株式会社は、同社が取り扱うMuxLab社の新製品「PoE対応8ボタンIPコントロールパネル」を2023年12月6日に発売する。
同製品は、デジタルサイネージやビデオウォールの制御に最適な壁面取り付け用コントロールパネル。各ボタンはWeb UIで簡単に制御設定でき、UDP、TCP/IP、HTTP、Telnet、RS-232C、IRおよびリレー経由で接続機器を遠隔操作できる。ジャパンマテリアがル取り扱うサイネージプレーヤー「BrightSign」のほか、各種プロジェクター、ディスプレイ、PC、AVソース機器等にも対応する。
汎用性の高いサイネージ/ビデオウォール制御コントロールパネル
本機に搭載している8つのボタンは、専用の無償Web UIでそれぞれ単独で制御を設定可能。イーサネットポート(UDP、TCP/IP、HTTP、Telnet)、RS-232Cポート、IRポート、リレーポートが装備されており、接続した各端末機器をボタンプッシュで簡単に制御できる。UDPを利用して、サイネージプレーヤー「BrightSign」や、TCP/IP (PJ Link)によるプロジェクターの遠隔制御が可能。また、RS-232Cに対応するスイッチャー、ディスプレイ、プロジェクタースクリーン、AVソース機器などの他社製機器も制御できる。壁面への取り付けは、市販のネジ等で簡単に行えるという。
バックライト搭載
ボタンごとに緑・赤のバックライト表示設定が可能。バックライト機能をOFFにすると、表示は無色(白)になる。
各種制御ポート搭載
イーサネットポート(UDP、TCP/IP、HTTP、Telnet)×1つ、RS-232Cポート×2つ、IRポート×1つ、リレーポート×2つを装備。UDP、TCP/IP、HTTP、Telnet、RS-232C、IRおよびリレー経由で端末機器を遠隔操作できる。
プリセットEDID
解像度、リフレッシュレートや音声の異なるプリセットEDIDを搭載。プリセットEDIDにより、本機が介在しても「表示しない」「マルチチャンネル音声で再生されない」などの不具合事象は生じないという。
プログラムをWeb UIで設定可能
搭載している8つのボタンには、それぞれ複数のプログラムを登録できる。UDP、TCP/IP、RS-232Cの各コマンドを同時に送信する、ボタンを押下したタイミングでLEDを点灯させる、ボタン押下後の任意のタイミングでLEDを消灯させるなど、自在なプログラミングをWeb UIで簡単に行える。
その他
PoE対応ネットワーク機器(PSE)で給電し稼働。本機コネクター部のロック機構により、ACアダプターの抜け落ちを防止する。
サイネージプレーヤー「BrightSign」との組み合わせ例
ジャパンマテリアルでは、ローコストで思い通りのデジタルサイネージを実現できるサイネージ専用プレーヤー「BrightSign」を取り扱っており、同コントロールパネルはUDP制御により、BrightSignのサイネージコンテンツの切り替えに対応。
本機とBrightSignをLAN接続し、BrightSignへUDPコマンドを送信する。BrightSignは受信したUDPコマンドをトリガーとして、コンテンツを切り替える。コンテンツの切り替え設定は、BrightSign専用オーサリングソフトウェア「BrightAuthor」で簡単に行えるとしている。