Blackmagic Designによると、2024年サンダンス映画祭における35作以上の注目の出品作で、Blackmagic Designのデジタルフィルムカメラ、編集、グレーディング、VFX、オーディオポストプロダクション・ソフトウェアであるDaVinci Resolve Studio、Blackmagic Cloudなどが使用されたという。
Blackmagic Designは、同社のカメラが撮影に使用された「Good One」、「Stress Positions」、「Union」を含む、2024年サンダンス映画祭に出品された卓越した劇場映画、ドキュメンタリー、テレビシリーズに祝辞を送った。
また「Love Me」、「A Real Pain」、「Suncoast」、「Winner」のポストプロダクションにおいては、DaVinci Resolve StudioおよびVFX/モーショングラフィックスソフトウェアであるFusion Studioが使用され、「Frida」および「Union」ではBlackmagic Cloudも使用された。
「Stress Positions」のアーリーン・ミュラー撮影監督は、次のようにコメントしている。
ミュラー撮影監督:Bカメラとセカンドユニット・カメラとしてURSA Mini Pro 4.6K G2を使用しました。これにより、監督のゼダ・ハンメルが撮影予定日以外に撮影を行ったり、セットでセカンドカメラとして異なるアングルからの撮影に使用できました。カメラパッケージに追加して本当に良かったです。おかげで、セット内外でゼダが自由に追加のショットを撮影できたので、編集で非常に役立ちました。
同作のカラリストであるデビッド・トミアック氏は、次のようにコメントしている。
トミアック氏:DaVinci Resolveは利用しやすいので、過去10年にわたって、弊社Elemental Postのベースとして使用することで、カラリストとして成長させてくれました。Resolveは「Love Me」などのVFXやカラーの作業が多く必要となる作品で作業するにあたって、自信を与えてくれています。
ResolveはVFXパイプラインのために作られているので素晴らしいですね。おかげで、カラーグレーディングでクリエイティブになれました。マットやアルファレイヤーから、カラースペース変換やACESワークフローまで、強固なパイプラインを構築できたので多数のVFX制作の委託先と共に作業が問題なく行えました。
Blackmagic Designのカメラおよび製品が制作に使用された2024年サンダンス映画祭出品作(作品タイトルはすべて原題または英題)
- 「Better Angels:The Gospel According to Tammy Faye」:Justin Kane撮影監督がデイリーにDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Daughters」:Michael "Cambio" Fernandez撮影監督が一部のシーンの撮影にBlackmagic Pocket Cinema Camera 4Kデジタルフィルムカメラを使用
- 「Dìdi(弟弟)」:DITのJordan Livingston氏がデイリーにDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Exhibiting Forgiveness」:Lachlan Milne撮影監督がLUTの作成にDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Good One」:Wilson Cameron撮影監督がPocket Cinema Camera 4Kを一部のシーンの撮影に、DaVinci Resolveをデイリーのグレーディングに使用
- 「I Saw the TV Glow」:Eric Yue撮影監督がBlackmagic Pocket Cinema Camera 6K Proデジタルフィルムカメラを参照カメラとして使用
- 「It’s What’s Inside」:DITのSean Rawls氏が制作にDeckLink Studio 4Kキャプチャー・再生カード、Blackmagic Video Assist 7” 3Gモニター/レコーダー、UltraStudio HD Miniキャプチャー・再生デバイス、UltraStudio Recorder 3G、DaVinci Resolve Studioを使用
- 「Luther: Never Too Much」:Bryan Gentry撮影監督がLUTの作成にDaVinci Resolve、オンセットモニタリングにMicro Converter SDI to HDMI 3G、リモート視聴にUltraStudio Recorder 3Gを使用
- 「Out of My Mind」:Noah Greenberg撮影監督がカメラテストにDaVinci Resolve、DITのYanick Champagne氏がBlackmagic Videohub 20×20 12Gルーター、SmartView 4Kモニター、UltraStudio 4K、UltraStudio Mini Monitor、DaVinci Resolveを使用
- 「Stress Positions」:Arlene Muller撮影監督がBカメラとしてBlackmagic URSA Mini Pro 4.6K G2を使用
- 「Union」:Martin DiCicco撮影監督がPocket Cinema Camera 6Kデジタルフィルムカメラを一部のシーンの撮影に使用
Blackmagic Design製品がVFXおよび編集に使用された2024年サンダンス映画祭出品作
- 「A Different Man」:エディターのTaylor Levy氏が編集ワークフローの一環としてUltraStudio 4Kを使用
- 「It’s What’s Inside」:オンラインエディターのPaul Cole氏がオンラインとコンフォームにDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Kidnapping Inc.」:エディターのArthur Tarnowski(ACE、CCE)氏が編集ワークフローの一環としてUltraStudio Recorder 3Gを使用
- 「Little Death」:VFXアーティストのPreston Mohr氏がVFXワークフローの一環としてDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Love Machina」:アディショナルエディターのBen Mercer氏がコンフォームとプロキシの生成にDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Sue Bird:In the Clutch」、アディショナルエディターのBen Mercer氏がコンフォームとプロキシの生成にDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Tendaberry」:ポストプロダクションを担当したIrving HarveyのSam Gursky氏がオンライン編集にDaVinci Resolve Studioを使用
- 「War Game」:エディターのJeff Gilbert氏とアシスタントエディターのGeorge C. Hall氏が、トランスコードとオンライン編集にDaVinci Resolve Studioを使用
- 「Winner」:Urban Prairie Post ProductionのVFXアーティストであるChris Rogoski氏が、合成にFusion Studioを使用
グレーディングにDaVinci ResolveおよびDaVinci Resolve Studioが使用された2024年サンダンス映画祭出品作
- 「Agent of Happiness」:Máté Ternyik氏がグレーディング
- 「àma Gloria」(Marie Amachoukeli作):Polyson Post ProductionのKévin Stragliati氏がグレーディング
- 「As We Speak」:Rare MediumのAyumi Ashley氏がグレーディング、コンフォームおよびプロジェクトのホスティングはPostWorks New York
- 「Better Angels:The Gospel According to Tammy Faye」:Keep Me PostedのAlastor Arnold氏がグレーディング
- 「Between the Temples」:Metropolis PostのJason Crump氏がグレーディング
- 「Brief History of a Family」:BEO Film Post Production – CopenhagenのEdoardo Rebecchi(CSI)氏がグレーディング
- 「Conbody VS Everybody」:PostWorks New YorkのAllie Ames氏がグレーディング
- 「Dìdi(弟弟)」:Ethos StudioのKaitlyn Battistelli氏がグレーディング
- 「A Different Man」:PostWorks New YorkのNat Jencks氏がグレーディング
- 「Every Little Thing」:WildBear EntertainmentのAnnica Mott氏がグレーディング
- 「Exhibiting Forgiveness」:Color CollectiveのAlex Bickel氏がグレーディング
- 「Frida」:Blackmagic CloudおよびDaVinci Remote Monitorアプリを用いて、Ernie Schaeffer氏がグレーディング
- 「Gaucho Gaucho」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング
- 「Good One」:Cédric von Niederhäusern氏が、DaVinci Resolve Micro Panelを使用してグレーディング
- 「I Saw the TV Glow」:PostWorks New YorkのMikey Rossiter氏がグレーディング
- 「It’s What’s Inside」:RKM StudiosのRyan McNeal氏がグレーディング
- 「Kidnapping Inc.」:Bonjour SaigonのHiếu Phùng氏が、Intensity Pro 4Kキャプチャー・再生デバイスを用いてグレーディング
- 「Little Death」:Rare MediumのMikey Rossiter氏がグレーディング
- 「Lolla:The Story of Lollapalooza」:Banana PostのChad Mumford氏がグレーディング
- 「Love Lies Bleeding」:Goldcrest PostのVanessa Taylor氏がグレーディング、オンライン編集をColin Foulkes氏が担当
- 「Love Machina」:Metropolis PostのJason Crump氏がグレーディング
- 「Love Me」:Elemental PostのDavid Tomiak氏が、DaVinci Resolve Mini PanelおよびUltraStudio 4Kを用いてグレーディング
- 「The Moogai」:Ferg Rotherham氏がグレーディング
- 「Out of My Mind」:Color CollectiveのMike Howell氏がグレーディング
- 「The Rainbow Bridge」:Irving HarveyのSam Gursky氏がグレーディング
- 「A Real Pain」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング
- 「Stress Positions」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング
- 「Sue Bird:In the Clutch」:PostWorks New YorkのAllie Ames氏がグレーディング
- 「Sugarcane」:Nice ShoesのMarcy Robinson氏がグレーディング
- 「Suncoast」:Color CollectiveのAlex Bickel氏がグレーディング
- 「Union」:Nice DissolveのNatacha Ikoli氏が、DaVinci Resolve Mini Panel、DaVinci Resolve Micro Panel、DaVinci Resolve for iPad、DaVinci Remote Monitorアプリ、Blackmagic Cloudを用いてグレーディング