パナソニック コネクト株式会社は、液晶プロジェクター「PT-MZ882J/MZ782J」を、2024年度1四半期に発売する。
品番 | PT-MZ882J | PT-MZ782J |
光出力 | 8,200 lm※1 | 7,500 lm※1 |
解像度 | WUXGA(1920×1200ドット) | |
本体希望小売価格 | オープン価格 | |
発売時期 | 2024年度第1四半期(2024年4月〜6月) |
本製品は、最大8,200lm※1の高輝度と省電力を両立することで、映像の鮮明化を通してビジュアルコミュニケーションを向上するとともに、同社プロジェクターで初めて本体に再生プラスチックを活用。
リサイクル率を高めた製品設計で、環境に配慮した運用を支える。
開発の背景
昨今の教室・オフィス空間では、ハイブリッド型コミュニケーションの普及もあり、明るい空間でも消灯することなく、鮮明な映像を投写できる高輝度なプロジェクターが求められている。
一方、環境に配慮した省エネルギーな運用も重視されており、高輝度化と省エネルギー化の両立が課題となっている。
本製品は、光学システムのさらなる改良により、低消費電力はそのままに高輝度を実現。
環境に配慮しつつ、快適なコミュニケーションのニーズに応える。
主な特長
高輝度と省電力を両立、環境にも配慮
- 光学エンジンの最適化で光利用効率を向上させ、低消費電力はそのままに、最大8,200 lm※1の高輝度を実現。
「MZ782J」(7,500 lm)は、消費電力あたりの光出力を示すルーメンパーワットが17.5 lm/Wで、これは現行品(MZ780J)比で約8.7%※2の向上である。
- プロジェクター電源のオンオフの煩わしさから、電源を入れっぱなしにしてしまう状況を防ぐ「オートパワーオン機能」や、プロジェクターを使用していない時に待機状態に入る「パワーマネジメント機能」で、不必要な電力消費を抑える。
- 同社プロジェクターで初めて再生プラスチックを約10%※3採用。
エコフィルターは2回まで水洗い可能※4で、レーザー光源・フィルターともに20,000時間※5交換なしで使用でき、廃棄も最小化。
運用からメンテナンスまで、環境に配慮した製品設計を実現。
快適なコミュニケーションを実現
- 輝度と色味のバランスを高めることで、明るい空間でも快適なコミュニケーションを実現。
3,000,000:1※6の高コントラスト比を実現する「ダイナミックコントラスト」は、独自の映像シーン解析技術を駆使し、エネルギーの無駄を抑えながら豊かなメリハリを表現する。
- 細かく作り込んだプレゼン資料などの投影では、「ディテールクラリティプロセッサー4」を設定することでより鮮明な投影が可能。
- リアルタイム補正で照明下での視認性を高めつつ、エネルギー消費も抑えられる「デイライトビューベーシック」を搭載。
- 「コントラスト&シャッター連動機能」を搭載し、複数台の使用でもシームレスで一体感のある投写をサポート。
- パソコンからスクリーン調整が可能な「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア※7」にも対応。
効率的なワークフローと使いやすさを追求
- 最小27dB※8の静音設計。
- 21:9のワイド信号入力※9にも対応し、複数資料の一括表示などに便利。
- 「プロジェクター姿勢検知機能」を搭載し、設置時などに内部センサーが検出した本体の角度をスクリーン上に表示し、スムーズに調整ができる。
- オプションレンズは、超短焦点ズームレンズ「ET-ELU20」を含む、全6種をラインナップ。
電動レンズシフト機能を併用することで、画角を容易に調整できる。
- 本体背面の端子部には、CECコマンド制御※10と、4K信号入力※11に対応したHDMI入力を3系統装備。
他にも、リモコンの誤作動を防ぐリモコンロック機能、ワイヤレスプレゼンテーションシステムPressIT※12によるプラグ&シェアのコンテンツ共有など、授業・会議で役立つ特長を豊富に備えている。
仕様(暫定)
品番 | PT-MZ882J | PT-MZ782J |
光出力 | 8,200 lm※1 | 7,500 lm※1 |
素子サイズ | 0.76型(16:10) | |
解像度 | WUXGA(1920×1200ドット) | |
外形寸法 (横幅x高さx奥行き) |
561mmx224mmx439mm (脚最小時) |
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質量 | 約18.6kg |
※2 PT-MZ780J(最大消費電力:435 W)とPT-MZ782J(最大消費電力:428 W)を比較した場合。ノーマルモード時。
※3 プロジェクター本体に使用しているプラスチック部品の総重量に対する比率です。投写レンズ、プリント基板、ラベル、ケーブル、コネクター、電子部品、光学部品、ESD部品、EMI部品の接着剤、コーティングは除きます。
※4 フィルターを水洗いする際は、取扱説明書に記載の方法に従って洗浄を行なってください。2回目の水洗い後にメンテナンス時期が到来した場合や、水洗いをしても十分に汚れが取れない場合は、フィルターの交換を推奨いたします。
※5 [光源電力]を[ノーマル]または[静音]、[映像モード]を[ダイナミック]、[ダイナミックコントラスト]を[2]に設定、IEC62087:2008 ブロードキャストコンテンツ投写、温度35℃、海抜700 m、ほこり環境0.15 mg/m3の条件下で、光出力が半減するまでの使用時間です。また、ほこり環境0.15 mg/m3での測定値におけるフィルターのメンテナンスサイクルも示しています。使用条件や使用環境によって、光出力半減時間およびフィルターのメンテナンスサイクルは異なります。
※6 全白/全黒、ダイナミックコントラスト:「1」または「2」に設定時。工場出荷時における本製品全体の平均的な値を示しており、JIS X 6911:2021 データプロジェクタの仕様書様式に則って記載しています。測定方法、測定条件については附属書Bに基づいています。
※7 「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア」を利用するには、プロジェクターの登録が必要です。会員制サポートシステム「PASS」に登録いただくと、Windows用「幾何学歪補正・設置調整ソフトウェア(無料版)」のダウンロードが可能になります。
※8 静音モード時。ノーマル/ECOモード時の騒音値は、PT-MZ882J:34 dB、PT-MZ782J:33 dBです(いずれも暫定値になります)。静音モード時は輝度が制限されます。
※9 2560×1080(21:9)信号は1920×810(21:9)で表示されます。
※10 接続されたCECコマンド制御対応機器によっては、連動制御が正常に動作しないことがあります。
※11 4K信号を入力する場合、映像はWUXGA(1920×1200ドット)にリサイズされます。
※12 ワイヤレスプレゼンテーションシステム「PressIT」は別売です。