ソニー「FE 24-50mm F2.8 G」発売。F2.8を実化しながら小型軽量設計を実現メイン写真

ソニーは、F値2.8で小型軽量を実現した35mmフルサイズ対応α Eマウントレンズ「FE 24-50mm F2.8 G」を2024年5月17日に発売する。希望小売価格はオープン。市場実勢価格は税込約18万円前後。

ソニーはフルサイズ標準ズームレンズとして、「FE 20-70mm F4 G」や「FE 24-105mm F4 G OSS」のF4ズームレンズ、F2.8のG Master「FE 24-70mm F2.8 GM II」をラインナップ中だ。その中に新しく加わるFE 24-50mm F2.8 Gは、F値2.8を持ちながらGレンズであり、かつ小型軽量化により、毎日の作品作りに最適な標準ズームとなっている。

望遠側は人間の画角に一番近いと言われる50mmの焦点距離、広角側は24mmでスナップ写真を手軽に撮影可能。小型軽量で機動性の高さを特徴としている。

ソニー「FE 24-50mm F2.8 G」発売。F2.8を実化しながら小型軽量設計を実現説明写真

Gレンズならではの最新の光学設計を採用し、優れた描写性能、近接撮影性能を実現。レンズ構成は13群16枚。非球面レンズ4枚に加えて、EDガラス2枚を使用し、優れた描写性能を特徴としている。

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発売当時、高い描写描写が話題になった初代標準ズーム「FE 24-70mm F2.8 GM」に迫るMTFを小型ボディで達成。画面中央だけでなく、画面周辺においても高い解像性能を実現している。

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最短撮影距離はワイド端0.19m(AF)/0.18m(MF)、テレ端0.30m(AF)/0.29m(MF)の優れた近接撮影性能を実現し、クローズアップした写真でボケ感をしっかりと楽しむことが可能。また、11枚羽根の円形絞りでGレンズならではの美しくなめらかなボケ描写を実現する。

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オートフォーカスの性能は、リニアモーター×2で高速かつ静粛、振動を抑えたフォーカス駆動を採用。フォーカス時もレンズの長さが変わらないインターナルフォーカシング方式により、ジンバルに装着した状態での快適な動画撮影を実現できる。

最新ボディ「α9 III」の最高約120コマ/秒の高速連写に対応。純正レンズとしてボディの性能をしっかりと発揮できるレンズとしている。

最新の光学設計により圧倒的な小型軽量設計を実現。FE 24-70mm F2.8GM IIの695gに対して255g軽い440g、FE 20-70mm F4 Gとの比較ではF値が1段明るいにもかかわらず約40gの軽量化を達成している。

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直径もコンパクトで、FE 24-50mm F2.8 Gは74.8mmを実現。FE 24-70mm F2.8GM IIやFE 20-70mm F4 G、FE 24-105mm F4 G OSSよりも細くなっている。

動画性能の面でもボディの動画性能を最大限引き出すことができるレンズとしている。シビアなピント合わせが求められる4K120Pの動画の撮影時でもしっかりと被写体をとらえることが可能。ボディ側のアクティブモード、ダイナミックアクティブモード、ブリージング補正機能にも対応。

操作性・信頼性の面では、小型ボディでも妥協がないという。優れた応答と細かいリニアフォーカス制御を提供するリニアレスポンスMF、絞りリング、絞りリングクリックON/OFFスイッチを搭載し、絞りリングを1/3ステップのクリックストップまたはクリックストップなしのシームレス制御の間で切り換えが可能。押している間フォーカスを保持するフォーカスホールドボタンやレンズを介して手動またはオートフォーカスを選択できるフォーカスモードスイッチを搭載する。

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防塵・防滴に配慮した設計で、屋外での撮影環境にも耐えられる信頼性を確保。最前面のレンズに施したフッ素コーティングにより、レンズ表面に指紋、ほこり、水滴、油、泥などが付きにくく、付着しても簡単に取り除けるという。