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パナソニック コネクト株式会社(以下:パナソニック)は、東京都庁の世界最大規模の常設プロジェクションマッピングに、パナソニックのプロジェクションマッピングシステムが採用され、2024年2月25日より運用が開始された。

これは建造物へ投影を行う常設型のプロジェクションマッピングシステムとしては世界最大規模で、今後、東京都庁を様々なコンテンツで彩り、ナイトタイムエコノミーの盛り上げに貢献するとしている。

近年、街中の構造物を彩るプロジェクションマッピングは、都市における夜間の観光価値を高めるエンターテインメントとして注目を集めており、様々なイベントなどで広く普及してきている。こうした演出は、訪日外国人旅行者や国内観光客、道行く大人から子どもにと身近になりつつあり、今後、プロジェクションマッピングを含めた没入感(イマーシブ)のある体験がより一層求められている。

また、投影されるコンテンツの表現力も日を追うごとに高度化しており、投影する機材においてもより高度な表現力を実現する機能が求められている。その一方で、現場では機材の設置、調整、管理などのワークフローが複雑化していること、また昨今の人手不足により専門的な技術を持ったスタッフが不足し、作業の効率化も大きな課題となっているという。

今回、パナソニックのデジタルサイネージソリューション「AcroSign」が一元管理する、高輝度プロジェクター、立体音響機器などを含めたプロジェクションマッピングシステムが、東京都庁の世界最大規模の常設プロジェクションマッピングに採用され、運用開始された。

クラウドからオンラインでコンテンツを管理、更新でき、さらにオンラインでの状態監視が可能な「リモートマネージドサービス」を使用することで、管理、メンテナンスの省力化にも貢献するとしている。

東京都庁プロジェクションマッピングシステムの主な特長

「AcroSign」と「リモートマネージドサービス」を使用し、クラウドによるフルリモート運用を実現

デジタルサイネージソリューション「AcroSign」をベースとしたコンテンツ管理システムにより、現地に赴くことなく投影コンテンツの管理が可能となった。また、機材の状態を監視する「リモートマネージドサービス」や現場での投影の様子を確認できるリモートカメラにより、遠隔でのシステム監視や管理やメンテナンスに関する省力化に貢献する。

世界最高輝度のプロジェクターや映像と連携した立体音響で没入感を演出

パナソニックの誇る高輝度(世界最高輝度 1PT-RQ50KJ・50,000lm:20台、PT-RZ34KJ・30,500lm:20台)3チップDLPレーザープロジェクターを使用し、広大な面積へ明るく、鮮明にコンテンツを投影する。また、プロジェクターと連動するRAMSAの立体音響設備を使用し、映像と音響が一体となる没入感の高い演出を実現する。

※ 2019年11月現在。150 kg以下(レンズ含まず)のプロジェクターにおいて。当社調べ。

屋外常設システムの安全運用を実現する専用筐体

屋外において、安定したプロジェクションマッピングの投影を実現するため、専用の筐体を設計・開発。屋外設置における耐震、防水、防塵性能を備え、安定した長期間の運用を可能にする。

システム構成イメージ

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システムイメージ図

パナソニックは、業界No.1シェア(国内市場5klm以上の販売金額シェアでNo.1 出展:PMA)を誇る高輝度プロジェクターにより、圧倒的な映像美と運用効率・信頼性向上を通し、「まだ見ぬ世界を、一緒に作ろう」というミッションのもと、顧客のかけがえのないパートナーとして、今後も映像空間における体験価値向上に貢献していくとしている。

ギネス世界記録認定について

パナソニックのシステムを採用した東京都庁でのプロジェクションマッピングが、2024年2月25日に「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)」として、ギネス世界記録に認定された。東京都第一庁舎壁面の幅約110m×高さ約126mのエリアを、パナソニック製の50,000lmプロジェクターと30,500lmプロジェクター合わせて40台で彩る。

  • ギネス世界記録「最大の建築物へのプロジェクションマッピングの展示(常設)/Largest architectural projection-mapped display(permanent)」
  • 認定日:2024年2月25日

AcroSignについて

パナソニックのデジタルサイネージソリューション「AcroSign」は、充実した機能を備えた映像・空間ソリューションのプラットフォーム。さまざまな外部データやライブストリーミングデータ、センサーデータなどと連携したコンテンツを映像機器に配信することが可能。デジタルサイネージや空間演出の活用において、映像によるデジタルトランスフォーメーション(DX)によって新たな価値を創造する。

パナソニックのレーザープロジェクターについて

パナソニックのSOLID SHINEレーザープロジェクターは、新光源の採用とパナソニック独自のテクノロジーにより、光源だけでなく、プロジェクター全体として20,000時間のセット寿命を実現。高画質はもちろん、高輝度や正確な色再現など、ランプ光源モデルに勝る性能を発揮する。

また、長期間メンテナンス不要の高い信頼性で、ランニングコストが軽減できるほか、軽量・コンパクトなボディは360°全方位に設置可能。プロフェッショナルな用途に必要なあらゆる要素を兼ね備えている。

リモートマネージドサービスについて

パナソニックの提供するリモートマネージドサービスは、クラウド型「リモートマネージドサービス」。プロジェクターの設置・運用時に映像のズレを自動で補正する「映像調整サービス」、データ分析に基づいて最適なメンテナンス時期を提案する「メンテナンス コンサルティングサービス」、リアルタイム監視や迅速な初期対応をサポートする「モニタリングサービス」により、顧客の管理工数削減と高品質な映像演出を両立する。