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パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(以下:パナソニック)は、ウェビナーやライブイベントなど様々な映像配信の現場で活躍するコンパクトライブスイッチャー「AV-HSW10」の機能を拡張し、映像配信現場での設営作業の省力化に貢献するファームウェアVer.2.00と、ワンマンオペレーションやリモートでの確認など効率的な映像配信運用を支援するソフトウェアコントロールパネルAV-SF10G(無償)の提供を2024年5月から開始する。 昨今の映像制作ニーズに応える多彩なIP伝送規格への対応やIP接続を活用したRP Linkやタリー制御など、同社製リモートカメラとの連携・エコシステムによるシームレスな映像制作環境とワークフローの提供に、今回のアップデートが加わることで、高品位かつ効率的なワンランク上のオンラインコミュニケーションを提供する。 同バージョンアップでは、LEDウォールや大型ディスプレイを演出に用いるライブイベント会場での設営作業の省力化に貢献するカラーバーの動画での出力に、上位モデルのAV-UHS500に引き続き、AV-HSW10でも対応。カラーバーを静止画だけでなく動画でも出力することで、別の外部出力機器を用いることなく、映像の変化を用いたLEDやディスプレイなどのドット落ちの確認やIP接続時の映像出力系統の確認が可能になる。 これにより映像出力確認にかかる負担を省力化し、安定した映像配信・演出運用の為の効率的な設営作業に貢献するとしている。

ソフトウェアコントロールパネルAV-SF10G

また、新たに提供を開始するソフトウェアコントロールパネルAV-SF10Gは、AV-HSW10の各種機能をPCやタブレットからも操作可能にする無償ソフトウェア。 このソフトウェアコントロールパネルでは、従来はボタンやつまみで行っていた細かな設定操作や各種入出力ソースの確認を、PCのキーボードやタッチスクリーンからスムーズに行うことができるほか、ショットメモリーの順送りやスチルメモリーの直接書き込み・差し替えなどソフトウェアコントロールパネルだからこその機能も搭載している。 これらの機能により、ウェビナーやライブイベント時の撮影前の準備作業および撮影中の確認作業の効率化に貢献するという。さらにソフトウェアでは、同社大型スイッチャーやAV-UHS500で好評だという、コントロール画面とマルチ画面が一体化したGUIを踏襲し、同一画面上で入出力映像のマルチビューを見ながら直感的にスイッチングすることができ、運用に不慣れなオペレーターやワンマンオペレーション時でも簡単に操作できる分かりやすさを実現している。
なお、同機および新しいファームウェアVer2.00とソフトウェアコントロールパネルAV-SF10Gは、2024年4月14日から4月17日(現地時間)に米国ラスベガスで開催される国際放送機器展「2024 NAB(National Associations of Broadcasters)Show」のPanasonic Connectブース(#C3310)に出展する。

今回のアップデートの主な特長

カラーバーの動画での出力により、ライブイベント会場での設営作業を効率化

LEDウォールやディスプレイなどを使用する際に不可欠な映像表示機器の確認作業を、カラーバーを動画で出力することで効率化した。カラーバーを動画としてスイッチャー本体から直接出力できるため、外部機器を用いる必要がなく、ライブイベントに用いるシステムそのままでドット欠けや発色を確認することが可能。加えて、IP接続時の映像出力確認も容易に行えるため、設営作業の省力化に繋がる。

動画付きGUIを備えた無償ソフトウェアコントロールパネルで現場オペレーションを効率化

AV-HSW10とPC/タブレットをネットワークで接続して使用する無償のソフトウェアパネルAV-SF10Gにより、使い慣れたPCやタブレットからAV-HSW10の各種設定ができる。 同一画面上で映像を見ながらスイッチングできるマルチビュー映像表示に対応しているだけでなく、全入出力素材の一覧での確認、ショットメモリーの順送りやスチルメモリーの書き込み・差し替えを直接行えるなどハードウェアではなくソフトウェアコントロールパネルだからこその分かりやすさ・使いやすさも追求し、円滑なオペレーションをサポートする。より高品位な映像制作を簡単操作で行うことができる。