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EIZOは、30.5型・DCI 4K(4096×2160)解像度のHDRリファレンスモニター「ColorEdge PROMINENCE CG1」を今冬に発売する。希望小売価格はオープン価格。
ColorEdge PROMINENCE CG1(以下、CG1)は、ColorEdge PROMINENCE CG3146(以下、CG3146)の後継機種で、映像制作での最終色調整(カラーグレーディング)に使用するHDR対応のリファレンスモニター。

進化ポイントは、同社初となるSMPTE ST 2110対応。SMPTE ST 2110は、IPネットワーク上における映像データの伝送方式を定めた標準規格の一つで、放送局を中心にSDI規格からの移行が推進されている。CG1はこの規格に対応したことで、IPネットワーク上で非圧縮方式によって送られた映像を扱うことができ、より効率的な制作ワークフローの構築をサポート可能としている。
もう1つの進化ポイントは、HDMIの伝送モードFRL(Fixed Rate Link)に対応。HDMI接続時、4K解像度かつ12-bit表示といった、高解像度でより滑らかな階調の映像を表示することを可能としている。
表示性能や、映像制作者の使いやすさに配慮した機能はCG3146を踏襲。1000cd/m2の高輝度、100万:1の高コントラスト比を実現するほか、広色域表示や滑らかな階調表現ができ、画面の表示ムラ補正機能などを搭載している。モニター筐体上部には、1000cd/m2の高輝度を正確に測定できるEIZO独自のキャリブレーションセンサーを内蔵しており、色管理を自動化している。
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CG1は世界の映像制作向けイベントで順次展示を行う。
■NAB Show 2024(アメリカ ラスベガス)
- 会期:2024年4月14日~17日
■IBC 2024(オランダ アムステルダム)
- 会期:2024年9月13日~16日
■Inter BEE 2024(日本)
- 会期:2024年11月13日(水)~15日(金)
- 会場:幕張メッセ
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