ソニーマーケティング株式会社は、オフィスや商業施設での使用に向けた4K業務用ディスプレイ ブラビア「FW-98BZ53L」(98V型)を2024年6月28日に発売する。希望小売価格はオープン、市場想定価格は税込1,450,000円前後。
FW-98BZ53Lは、色や精細感、コントラストなどの各要素を人の脳が行うように横断的に分析する認知特性プロセッサー「XR」とピーク輝度1,500cd/m2の高輝度パネルを搭載し、明るく鮮明な4K映像を表示する。加えて、プレミアムモデルの「BZ40L」シリーズ(55V型~85V型)でも好評だという「ディープブラック・ノングレアコーティング」を施し、映り込みの低減とコントラスト低下の抑制を同時に実現している。
映り込みの低減を表すヘイズ値は47%という優れた数値を示しており、高輝度・高コントラストな高画質映像と映り込みの低減を両立することで、明るい場所での見やすさが向上しているという。
90インチ以上の大型ディスプレイ市場は、対面とリモートを組み合わせて行うハイブリッド型会議の広がりや大型サイネージの増加などにより、150%以上の市場成長率(2023年、ソニー調べ)とだという。
主な特長
低反射と高画質の両立で明るい場所での利用に適した「ディープブラック・ノングレアコーティング」採用
反射光を拡散させる「アンチグレア」と反射光自体を低減する「ローリフレクション」を合わせ持つ「ディープブラック・ノングレアコーティング」を、98V型のフラッグシップモデルに新たに採用。アンチグレア処理だけでは難しかった高コントラストで鮮やかな映像表現と、47%という高いヘイズ値での映り込み低減を両立させた同機は、窓がある会議室や、照明の数が多い商業施設など明るい場所での利用に適しているという。
また、認知特性プロセッサー「XR」と、色彩豊かな広色域表示の「XRトリルミナス プロ」搭載による高輝度性能との相乗効果で、自然で美しい映像を実現する。
幅広い用途や場所に合わせて選べる柔軟な設置性
縦置き・傾斜設置に加え、スペースを有効活用できる移動式スタンドにも設置できる。本体のベゼル幅は4辺均等で、上下左右対称のデザインにより、設置場所や用途にあわせた自由な設置が可能。壁掛けユニットの取付穴が本体背面の中央に位置しているので縦置きスタンドや金具取り付け時に便利なほか、ディスプレイの正しい向きが一目で分かる設置方向ラベルや、本体を持ちやすいキャリーハンドルを備えており、設置作業時に便利だとしている。また、エレベーターでの搬入時に便利な開梱前の縦置き移動も可能。
ビジネス用途に応じたプロ設定が可能
ユーザーの用途や要望に応えるため、プロモードには数十もの設定項目を用意しており、リモコンを使った簡単な操作でカスタム設定が可能。会議室用途では、HDMIケーブルでPCと接続するだけでブラビアの電源が入りPC画面を表示できる。また、サイネージ用途では音量設定や操作制限などの設定が可能。利用頻度の高い会議室/サイネージ用途には、一括設定アプリを搭載している。
法人向け専用モデルで、購入後も安心が長続き
顧客のビジネスに長く貢献し続けるため、安心して運用できるサポートを提供するとしている。24時間365日の連続稼働でも対象となる3年保証を標準付帯し、有償オプションで保証期間を5年に延長可能。
また、法人向け専用のサポート窓口を設置しており、お問い合わせや修理相談も専門オペレーターが迅速に対応する。万が一製品が故障した際には、顧客のもとへ修理エンジニアを派遣して出張訪問での修理対応を行う。同社は、商品の販売から修理までを一元的にオペレーションする質の高いサポートで顧客のビジネスを支援する。
※長期保証5年の適用には、本体の購入と同時の申し込みが必要。
環境配慮
「ECOメニュー」を搭載し、省電力設定や無操作電源オフなど、エコに関連する設定を1カ所に集約している。ブラビアのホーム画面から簡単にアクセスして、手軽に省電力設定ができる。内部素材には、高品質かつ高い再生材使用率を実現するソニーの再生プラスチック「SORPLAS(ソープラス)」を使用している。また、従来機種「FW-98BZ50L」では同梱していたテーブルトップスタンドを、同商品には同梱されていない。この変更により、ユーザーは壁掛けなど設置環境に合わせてスタンドの購入を選択できる。