Affinityは、Affinityクリエイティブスイートに入手可能になった無料アップデートで新機能を追加した。Affinity 2.5は、Affinityユーザーは無料でダウンロードできる。
今回のAffinityバージョン2.5は、Affinityが3月にCanvaに買収されて以降初めてリリースするアップデートであり、写真編集ソフトのAffinity Photo、グラフィックデザインソフトのAffinity Designer、ページレイアウトのAffinity Publisherに主要な新機能を追加することで、継続的なコミットメントが表明されている。
AffinityのCEOであるAshley Hewson氏は次のようにコメントしている。
Hewson氏:Affinity 2.5は、可変フォントのサポートや新しい境界線の幅ツールから、Windowsユーザーのための世界をリードする新しい最適化まで、ワークフローを改善するための新機能や修正点を多数導入しています。
継続的なアップデートはAffinityの中核を成す理念であり、当社はすでに次回の追加に向けて懸命に取り組んでいます。
すべてのAffinityアプリケーションで可変フォントを使用できるようになったことで、タイポグラフィデザインの新たな可能性が広がった。ライト、ボールド、コンデンスといった定義済みのフォントスタイルだけでなく、可変フォントを提供することにより、ユーザーはテキストデザインを細かくコントロールできる。
新しい境界線の幅ツールでは、Affinity Designerのツールバーで鉛筆ツールと一緒に使用でき、ドキュメント上でカーブの筆圧プロファイルを編集できる。鉛筆ツールのさらなる改良点として、新しいカーブスムージングアルゴリズムがあり、全体的により滑らかな結果が得られるという。
すべてのアプリで、新しいQRコードツールがツールバーのシェイプフライアウトから利用できるようになり、ドキュメントにQRコードを簡単に追加できるようになった。
Affinityは現在、最新のSnapdragon X Eliteチップを搭載したWindows PCに完全に最適化された初のクリエイティブスイートとなった。新しいデバイスを利用しているユーザーは、単純な編集作業であっても複雑なマルチレイヤーの文書の処理であっても、スピードが向上していることがわかるという。
Affinityのリード開発者であるAndy Somerfield氏は次のようにコメントしている。
Somerfield氏:Affinityの開発を開始したときから、私たちはパフォーマンスにこだわり、可能な限り速く、スムーズなクリエイティブ体験を生み出したいと考えてきました。新しいSnapdragon X Eliteシリーズによって、Affinityはその潜在能力をフルに発揮できるようになり、これまではハイエンドのデスクトップPCでしか実現できなかった速度が、はるかに小型で軽量なデバイスで実現できるようになりました。