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Blackmagic Designが、Blackmagic Cloudストレージの新機能「Blackmagic Cloud Sync」を発表した。これにより、収録中のカメラからメディアをDaVinci Resolveのビンに同期できるようになる。数秒以内にメディアがリアルタイムで届くため、カメラがまだ撮影中でも、エディターは編集を開始できる。カメラがある場所を問わず、収録されてから数秒で、エディターはメディアを確認し、作業を始められる。

カメラで収録しながら、Blackmagic CloudでDaVinci Resolveのビンにライブ同期できる機能は、Cine Gear 2024のBlackmagic Designブース(#S5125)にて展示される。

新しいBlackmagic Cloudのライブ同期機能は6月中旬にパブリックベータとして、Blackmagic Cinema Camera 6KおよびBlackmagic URSA Broadcast G2にて無償ダウンロード可能。iPhone用のBlackmagic Cameraアプリは、数週間後にリリースされるアップデートでこの機能に対応する。Blackmagic PYXIS 6KやBlackmagic URSA Cine 12Kなどの他のカメラでも、近日中にサポート予定だ。Blackmagic Cloudにおけるこのアップデートは、現在のBlackmagic Cloudメディア同期プランにて無償で対応。追加費用は不要。

Blackmagic Cloudへのライブ同期の鍵は、Cinema Camera 6K、PYXIS、URSA Cine、URSA Broadcast G2などの最新のBlackmagic製カメラが、フル解像度のHDプロキシをH.264で収録できる点にある。これらのファイルは、収録されると同時にBlackmagic Cloudにライブ同期され、その後、同じクラウドプロジェクトに接続されているすべてのDaVinci Resolveワークステーションにライブ同期される。必要な作業はプロジェクトに接続するだけで、すべて自動で実行される。

収録を始める前にカメラでBlackmagic Cloudにログインし、DaVinci Resolveプロジェクトを選択するだけで、接続されているすべてのDaVinci Resolveワークステーションに収録ファイルがライブ同期される。エディターが編集する間に、カラリストはカラーコレクションを適用できる。同時に複数のカメラで収録している場合は、新たに搭載されたマルチ同期機能により、全カメラがマルチビューで表示されるので、エディターは最も優れたアングルを選択できる。

多くの意味で、このワークフローは編集ソフトウェアへのライブ配信に似ている。ユーザーが再生を開始すると、再生ヘッドの先でメディアがビューアに同期されるので再生され続ける。クリップの各セグメントが届くにつれて、再生インジケーターの位置が戻り、クリップの尺が長くなっていくのが確認できる。クリップがリモートカメラで収録中である場合、ビンのクリップアイコンは、赤い収録インジケーターを表示する。

つまり、カメラで収録を開始すると、撮影中にリモートのDaVinci Resolveシステムで編集とカラーコレクションを開始でき、オンセットのDaVinci Resolveシステムではカメラの収録が終わると同時にカラーグレーディングを確認することが可能。これにより、撮影現場で複雑なカラーグレーディングのセットアップを行う必要がなくなる。ポストプロダクション施設で大型のDaVinciパネルと色精度の高いモニターを用いて作業できるからだ。

オンセットのDaVinci Resolveシステムは、ショットの撮影が終わった瞬間に、カラーグレーディングされたショットを再生するために使用できる。ポストプロダクションと撮影を同時に実行できる並列的なワークフローだ。

ニュースにおいては、歴史的な出来事が起きている瞬間に、URSA Broadcast G2などのカメラで収録を開始し、編集システムに同期できる。エディターは収録が終わるのを待つ必要なく、撮影が開始された瞬間からニュースの編集を始められ、数秒でそのニュースをオンエアできる。

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収録中にメディアをオンエアすると放送局が決定した場合、必要な作業はDaVinci Resolveビューアで数秒戻り、再生を押すだけということだ。DaVinci Resolveは、ライブ配信と非常に似た方法でメディアを再生する。DaVinci Resolveがメディアデコーダーとプレーヤーとして機能する。

Blackmagic Design CEOであるグラント・ペティ氏は、次のようにコメントしている。

ペティ氏:カメラから直接DaVinci Resolveのビンにメディアをライブ同期できるワークフローは革命的と言えるでしょう。これは、以前は単純に不可能でした。DaVinci Resolveのビンにライブ配信するように機能し、数十台のDaVinci Resolveシステムが同じBlackmagic Cloudプロジェクトで共同作業している場合でも問題ありません。とてもエキサイティングで、実際に機能する様子を見ていただくと誰もが驚かれるでしょう!

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Blackmagic Cloud Live Syncの特徴

  • 収録開始と同時にBlackmagic Cloudにライブ同期
  • 数秒以内にDaVinci Resolveのビンにメディアを表示
  • カメラで収録中に編集とカラーコレクションが可能
  • ニュース放送でメディアをオンエアする最速の方法
  • ショットをリモートカラーグレーディングし、リアルタイムでオンセットのシステムに同期