ネットギアジャパンは、Insight、NETGEAR AV、WFi 7 Orbiをテーマにのさまざまな展示を行っていた。一番目を引いたのは、NETGEAR AVのゾーンだ。
「AV Over IP会議室ソリューション」のコーナーでは、音響機器とコミュニケーション機器の輸入販売を行うオーディオブレインズとのコラボブースを設置。スピーカー「SoundTube」、ミキサー「Symetrix」、マイクシステム「Televic」などをLANケーブルで接続して、IP化を実現した形で展示されていた。
これまでの会議室の設備は設置や管理に煩わしい面があったが、IP化を実現することにより結線や管理がシンプルになる。特にEthernet給電を実現するPoEへの対応は、ケーブルを減らしたり設置の自由度で非常に有効であることを改めて感じた。
SMPTE ST 2110スイッチのコーナーでは、放送用SMPTE 2110対応スイッチM4350シリーズ2台「M4350-40X4C(XSM4344C)」「M4350-16V4C(VSM4320C)」、SMPTE 2110対応デバイス「Matrox ConvertIP」を使用して、SMPTE 2110で100Gのインターフェースを介した映像転送のデモを公開した。ネットワークスイッチを使って、HDMIやSDIの直結出力と同じ品質を伝送可能であることを体感できた。
GUIのコーナーでは、オーディオ-ビデオのユーザーインターフェース体験をデモした。ネットギアブースの機材はすべてAV over IPで構築しており、そのすべてのスイッチの設定がGUIから確認できる。例えば、スイッチの先に繋がったデバイスも、カーソルをかざせばマトロックスやアイ・ディ・ケイのエンコーダーとの接続が確認可能だ。また、本機のPoE消費電力を確認できるのも便利だ。