Interop Tokyo 2024でPRONEWSが主催したネットワーク×映像の新しいソリューションを届ける特別展示イベント「Internet×Media Summit」で、特に注目を集めたのがソニーワイヤレスコミュニケーションズ(以下、SWC)の展示ブースである。
SWCは昨年11月に法人向けローカル5Gサービスプラットフォーム「MOREVE(モアビ)」を発表し、今回の展示会でその実力を披露した。
「MOREVE」は、スポーツやイベント会場などエンターテインメントの現場でローカル5G通信を提供するサービス。
通常、大勢の人が集まる会場ではネットワークが不安定になることが多いが、「MOREVE」のローカル5G回線を利用することで、高速かつ安定したネットワーク回線への接続が可能になる。
ブースでは、「MOREVE」を使ったローカル5G映像伝送のデモンストレーションが行われた。
Interopの会場では、一般的なキャリアの通信ではメールアプリを開くことすらままならないほどネットワークが不安定であったが、「MOREVE」を使うことで、Interop会場からのYouTubeライブ配信を実現していた。
「MOREVE」のローカル5Gの安定性により、エンターテインメントの現場ではネットワークを介した施策を積極的に選択することができるだろう。
また、SWCのブースでは2つのモニターが設置され、一方はカメラ(FX3)からSDI入力した映像、もう一方は「MOREVE」でローカル5Gを通じて伝送した映像が表示されていた。
遅延については、SDI入力の映像との差がほとんどなく、高画質で映像が伝送されていることに驚かされた。
そのデモの様子を動画に収めたのでぜひ確認してほしい。
左がSDI入力、右がローカル5G経由の映像。遅延のない映像伝送はリアルタイムのエンターテインメント現場での映像コンテンツにおいて極めて重要であり、「MOREVE」がこれを高いレベルで実現していることを実感した。