Blackmagic Design導入事例:アニメ制作会社「株式会社颱風グラフィックス」の場合

Blackmagic Designによると、アニメ制作会社である株式会社颱風グラフィックスが、Blackmagic Cloud Store 80TBを導入したという。同社では人気アニメ作品を3タイトル同時にCloud Store上で作業しており、膨大なポストプロダクション業務の効率性を高めている。

颱風グラフィックスは東京にあるアニメ制作作品の企画から制作全般をカバーする制作会社。同社ではアニメ作品の撮影(合成)や編集にBlackmagic DesignのCloud Store 80TBを活用している。

同社代表の櫻井崇氏は、次のようにコメントしている。

櫻井氏:去年のInter BEEでBlackmagic Designのブースに行った時にCloud Storeのことを知りました。

もともとエディターをしていた頃に共有ストレージで作業することはやっていたので、便利さは理解していました。ただ、ネットワークストレージは高額なのですぐに導入できるようなものではなかったので、なかなか入れるチャンスもなくて。

もともと社内にメディアサーバーを設置していて、そこからデータコピーして作業をするという使い方がメインだったんです。ただ、コピーの時間がすごくもったいないと思って、ネットワークを1ギガから10ギガに変えたんです。メディアサーバーも10ギガに対応したらもっと早くなるかなと思い調べていたんですが、なかなかそういうものがないところで、Inter BEEで話を聞いてみたら、Cloud Storeには10ギガのポートが何個もついていて、金額的にも折り合いがつきそうだったので導入しました。

同社では、まずアニメの撮影(合成)作業でCloud Storeを使用したという。同作の撮影監督、今泉秀樹氏は次のようにコメントしている。

今泉氏:アニメの性質上、背景だったりセルだったり、いろんな素材があるんですけど、それらのデータをすべてCloud Storeに集約させています。

以前は各スタッフのパソコン上に一旦データを全部保存して、自分のパソコンで組み上げたものをムービーにしてサーバーに戻すというワークフローで作業していました。その後リテイク作業に入ると、各自のパソコンにアクセスして修正していく必要がありました。

今は、すべてCloud Storeにアクセスすればいいので、誰でもそのデータにアクセスができます。

今泉氏:ある作品でリテイク作業のときにかなり時間がなくて切羽詰まった状況だった時がありました。全てのデータがCloud Store上にある状態で、Cloud Store上ですべて作業ができたので、データコピーの手間がなくなり、かなり助かりました。

またネットワークレンダリングをしたときに、バラバラに置いてあるデータを読み込みながらレンダリングしていくと、たまに失敗することがあったので、一旦データをコピーして1箇所にまとめてからレンダリングの作業をすることもありました。

今はCloud Storeにすべてのデータがあって、各スタッフのマシンにアクセスする必要がないのでレンダリングも安定しています。

同社で導入したCloud Storeは80TBで、同時に3タイトル分のアニメシリーズをCloud Store上で作業しているという。

櫻井氏:プロジェクトが終わったら、データを別のところに移してっていう運用なので、容量的には今の所十分ですね。

弊社ではアニメ作品の撮影(合成)のほかに編集も行っています。もともとはサーバー上にあるデータをローカルマシンにコピーして編集していたのですが、撮影作業でもCloud Storeで上手く運用できたので、編集でも10ギガで繋げばスピードが出るかなと思って試したところ、4Kまでは対応できるスピードが出たので、現在は編集データもCloud Storeに置いて、各端末からアクセスして編集しています。やっぱりかなり楽ですね。