2024年11月開催の展示会「Inter BEE 2023」にて初登場した「PRONEWS STATION」。

展示会イベントなどで、映像制作に関わる方々=映像人に集まってもらえるような場所を目指し、PRONEWSが展示会にブース出展する際はこの名前で出展している。

Interop Tokyo 2024では、インターネット×映像制作の最新トレンド・ソリューションを紹介する特別イベント「Internet×Media Summit(IMS)」をPRONEWSがプロデュースした関係もあり、IMSのイベント会場内に「PRONEWS STATION」を再展示した。

ローランド「V-80HD」によるSRTの映像伝送デモ

PRONEWS STATIONでは、本展示会がネットワーク機器メインということもあり、IP映像伝送のデモを実施した。いくつかのメーカーの協力のもと、「ワンオペで配信オペレーション」を想定した機材セットアップを行った。

注目すべきは、ローランドから新発売のビデオスイッチャー「V-80HD」だ。

今回の展示会で、「V-80HD」は日本で初お披露目となり、ローランドのスイッチャーとしては初のIP伝送対応機種である。

IPプロトコル「SRT」での映像伝送が可能で、入力は最大4系統のHDMIとSDI、出力はHDMI 3系統、SDI 2系統、USB-Cストリーミング、LAN(RTMP/SRT規格対応)と多彩なビデオ入出力を備えている。

実際にPRONEWS STATIONでも、SRTを用いてパナソニック製のPTZカメラ「AW-UE50」の映像をイーサネットケーブル経由でローランドのスイッチャーまで送信した。会期期間中、映像が途切れることなく安定した画質を維持した。

なお、SRT対応はV-80HDだけでなく、今後のシステムアップデートでローランドのAVミキサー「VR-120HD」「VR-6HD」「SR-20HD」にも追加される予定である。

ローランド「V-80HD」以外のビデオスイッチャーにもSRT対応予定で、活用の幅が広がることに期待したい

Interop、初参戦のイベントにも関わらず、ウェブサイトやSNS(X)の投稿を見て会場に足を運んでくださった方々がいて、大変感謝している。

PRONEWSでは引き続き、読者の皆様に映像制作の最新情報や情報発信の場をお届けしていきたい。