フォクトレンダー、「APO-LANTHAR 50mm F3.5」Type I/II VM発売メイン写真

コシナは、フォクトレンダーブランドからVMマウントの新レンズ、APO-LANTHAR 50mm F3.5 Type I / II VMを2024年8月に発売する。希望小売価格は以下の通り。

  • Type I Two-tone:税込115,500円
  • Type I Matte black paint:税込110,000円
  • Type II Silver:税込110,000円
  • Type II Black paint:税込104,500円

APO-LANTHAR 50mm F3.5 は、フルサイズのMマウントセンサーに最適化した、性能の⾼いマニュアルフォーカスの標準レンズ。アポクロマート設計により軸上⾊収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除するとともに、解像⼒やコントラスト再現性に関しても性能を追求。開放F値はレンジファインダーカメラの伝統的な標準レンズに⽤いられていたF3.5を採⽤しながら、6群8枚という贅沢なレンズ構成のうち4枚に異常部分分散ガラスを投⼊。妥協のない光学性能を実現しているという。

APO-LANTHAR 50mm F3.5 TypeⅡの目指した光学性能とコンパクトさの両⽴は、理想形の⼀つとしている。このことに加え、外装デザインには20世紀半ばに登場したレンジファインダーカメラ⽤のレンズを彷彿させるスリムでスタイリッシュな様式を採⽤している。

Type I

APO-LANTHAR 50mm F3.5 TypeⅠは⾼精度な距離計連動機構を搭載し、総⾦属製のヘリコイドによるシルキーな操作感覚とともに伝統的なレンジファインダーを⽤いたピント合わせの醍醐味が味わえる。

TypeⅠの最短撮影距離は、距離計に連動する0.7m(装着するカメラにより異なる)から更に繰り出せる直進式ヘリコイドの採⽤により0.45mを実現。距離計連動範囲の分岐点は、ピント操作中にクリック感で認識できる機構を搭載している。フィルター径はレトロな雰囲気のφ34mm。本体の外装は、ブラックペイントとクロームのツートンで真鍮素材を⽤いた重厚感のあるモデル(本体重量245g)と、マットブラックペイントでアルミ素材を⽤いた軽量で精悍な印象のモデル(本体重量150g)の2種類を⽤意している。各モデルには、本体と同⼀仕上げのブラックペイントおよびマットブラックペイントの⾦属製フードおよび⾦属製のかぶせ式キャップが付属している。

Type II

APO-LANTHAR 50mm F3.5 Type IIは⾼精度な距離計連動機構を搭載し、総⾦属製のヘリコイドによるシルキーな操作感覚とともに伝統的なレンジファインダーを⽤いたピント合わせの醍醐味が味わえる。Type IIの最短撮影距離は、距離計に連動する0.7m(装着するカメラにより異なる)から更に繰り出せる回転角300度のヘリコイドを採⽤することにより0.35mを実現。

距離計連動範囲の分岐点は、ピント操作中にクリック感で認識できる機構を搭載している。フィルター径はレンジファインダーカメラ⽤交換レンズの伝統的なサイズであるφ39mm。本体の外装は、シルバーで真鍮素材を⽤いた重厚感のあるモデル(本体重量250g)と、ブラックペイントで⼀部にアルミ素材を⽤いることで軽量化したモデル(本体重量175g)の2種類を⽤意している。シルバーには本体と同⾊の⾦属製フードおよび梨地仕上げの⿊い⾦属製のかぶせ式キャップが、ブラックには本体と同⾊のブラックペイントされた⾦属製フードおよび⾦属製キャップが付属している。