株式会社焦点工房は、同社が取り扱う中一光学からSPEEDMASTER CINEMAシリーズの超大口径シネマレンズ「20mm T1.0 ASPH. S35」「35mm T1.0 S35」「50mm T1.0 LF」3種を発売した。いずれも希望小売価格は税込110,000円。3本セットは税込330,000円。
20mm T1.0 ASPH. S35と35mm T1.0 S35は Super 35mmフォーマットのセンサーに対応し、50mm T1.0 LFはフルサイズフォーマットに対応している。開放T値1.0という明るさを持ち、暗所でも低ノイズで明瞭な写りを実現している。ビンテージレンズのような雰囲気のある描写と自然な色合いにより、表現の可能性をさらに広げるとしている。
特長
- 開放T値1.0の明るさと、9枚羽根の円形絞りによるなめらかなボケ味で被写体を際立たせることが可能
- 非球面レンズを採用することでフレアや歪みを最小限に抑制(20mm T1.0 ASPH. S35のみ)
- スムーズな操作性と、可動域の広いピントリング
- 動画撮影に配慮した無段階、無音の絞りリングの採用
- フォーカスブリージングを極限まで抑えた設計
共通仕様
- フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)
- 絞り:T1.0-T16
- 絞り羽根:9枚
- ピントリング回転角:270°
- 絞りリング回転角:60°
- フィルター径:77mm
- 付属品:フロントキャップ、リアキャップ
- 対応マウント:ソニーE/ニコンZ/キヤノンRF/富士フイルムX。
鏡筒の仕様を共通化
ピントリングと絞りリングの回転角・位置・大きさなど、鏡筒の仕様をシリーズ共通にすることで、レンズ交換時のレンズアクセサリーの調整と、カメラスタビライザーの大幅な調整が不要になった。