Blackmagic Designは、多用途に使用できる5インチHDRタッチスクリーンモニターであるBlackmagic PYXIS Monitorを2024年中に発売する。
- NewBlackmagic PYXIS Monitor:税込52,980円
- NewBlackmagic PYXIS Monitor Kit:税込76,980円
- NewBlackmagic PYXIS Monitor EVF Kit:税込110,800円
同モニターは、Blackmagic PYXISのカメラコントロールすべてに対応している。あらゆる場所にマウント可能な追加のモニタリングおよびカメラコントロールオプションであるため、リグ組みする際や、アクセサリがBlackmagic PYXISの内部ディスプレイを隠している場合に最適としている。
Blackmagic PYXIS Monitorは、IBCのBlackmagic Designブース(7.C49)にて展示される。
Blackmagic PYXIS Monitorは、Blackmagic PYXISカメラ用に設計された調整可能な高輝度モニター。しかし、単なる外部モニターではなく、カメラの全機能をタッチスクリーンでコントロールできるため、カメラの拡張となるパワフルなモニターとしている。複数のマウントポイントにより、直接カメラに大画面ビューファインダーとして簡単に取り付けられ、あらゆるカメラリグに接続して、フォーカス合わせやフレーミングに使用可能。
大型の5インチLCDタッチスクリーンを搭載しているBlackmagic PYXIS Monitorは、ビューファインダーとしてフォーカス合わせや構図決めに使用できる。アシスタント用ステーションとして使用すると、現場のあらゆる場所からショットのフレーミングとモニタリングが可能。
1500nitの高輝度スクリーンにより、明るい日光の下でも簡単にモニタリングできる。さらに、Blackmagic PYXIS Monitorは取り外し可能なサンシェードを同梱。同サンシェードは、使用していない際や移動中、モニターを保護するために折りたたむことが可能。
Blackmagic PYXIS Monitorは機械加工の金属製なので、プロの使用にも耐えられる強度を備えており、Blackmagic PYXISやBlackmagic URSA Cineカメラと完璧にマッチするデザインとなっている。モニターの明るいタリーライトにより、収録中であることを離れた場所からでも簡単に確認できる。
また、カスタマイズ可能なボタンが3つ付いているので、ゼブラ、フォーカスアシスト、フォルスカラーなどに瞬時にアクセス可能。Blackmagic PYXIS Monitorは、これらのボタンを指先で見つけられるように設計されており、モニターを前面から使用している場合でも視覚的に確認する必要はない。
Blackmagic PYXIS Monitorは、一本のUSB-Cケーブルでカメラに接続できるのでセットアップが極めて簡単としている。ビデオ、電源、カメラコントロールのすべてが一本のケーブルで得られる。USBケーブルはロック用ネジが両端に付いているので、モニターをカメラに安全に固定できる。
Blackmagic PYXIS MonitorのHDRタッチスクリーンではカメラの全機能を操作できるので、カメラの拡張としてモニターを使用可能。モニターからBlackmagic PYXISの全メニューと全機能にアクセスできる。メタデータ設定を開き、デジタルスレート情報を入力することも可能。真のハイエンドのシネマワークフロー用に、カスタム3D LUTをロードすることもできる。
Blackmagic PYXIS Monitorは複数の方法でマウントできるため、必要な場所に簡単にマウントできる。あらゆる1/4インチマウントに取り付けられ、業界標準の1/4インチマウントの位置決めピンに対応している。つまり、Blackmagic PYXIS Monitorは、レール、ケージ、その他のアクセサリにリグ組みされている際に、Blackmagic PYXISカメラと機能するように設計されている。
さらに、Blackmagic PYXIS Monitorは一本のケーブルで接続できるため、カメラではなく、クレーンやジンバルなどのアクセサリにもマウントできる。カメラが手に届かない場所にあっても、すべてをモニタリングでき、完全なカメラコントロールが可能。
標準のマウントに加え、Blackmagic PYXIS MonitorはBlackmagic PYXISおよびURSA Cineカメラ用の高精度なマウントも展開している。PYXIS Monitorのマウントは、モニターをカメラに近づけて設置できるように可能な限りコンパクトな、ハイエンドの設計となっている。
パーツは二つに分かれており、蟻溝が付いているので、PYXIS Monitorをカメラにすばやく取り付け・取り外し可能。このマウントにより、必要な場所にモニターを簡単に配置でき、工具でボルトを緩める必要はない。マウント後は、Blackmagic PYXIS Monitorを180º回転させ、出演者用に使用することも可能。
Blackmagic PYXIS Monitorは、Blackmagic URSA Cineとも完全に機能する。URSA Cineにマウントすると、Blackmagic PYXIS Monitorは大画面のビューファインダーに変身する。Blackmagic PYXISと同様、URSA Cineは、ビデオ、電源、カメラを一本のケーブルで伝送できる同じUSB-C接続に対応している。マウント用のハードウェアもURSA Cine向けに設計されており、Blackmagic URSA Cine Handleに接続できる。URSA Cine EVFと同じマウント用のハードウェアを用いて、Blackmagic PYXIS Monitorを大型のEVFとして使用することも可能。
Blackmagic Design CEO、グラント・ペティ氏は次のようにコメントしている。
Blackmagic PYXIS Monitorは単なる外部モニターではありません。カメラの全機能をコントロールでき、カメラの拡張となるモニターで、あらゆる場所に設置できます。
Blackmagic PYXISのような柔軟にリグを組めるカメラと使用できる、極めてフレキシブルなハイエンドのアクセサリが必要だと考えました。Blackmagic PYXIS Monitorは、同カメラの設計に完璧にマッチしますが、ハイエンドのBlackmagic URSA Cineカメラとも機能します。ユーザーの皆様には、Blackmagic PYXIS Monitorの柔軟性を気に入っていただけると思います。また、どのようにこのモニターが使用されるのかを拝見するのを楽しみにしています!