Hollylandは、大規模な映画およびテレビ制作向けに特別に設計された「Solidcom C1 Pro」ローミングハブを発表した。

Hollylandの最先端ローミング技術を取り入れたSolidcom C1 Proローミングハブは、広範囲または複雑なエリアでの安定した通信リンクの確保という現場での一般的な課題に対応し、様々な環境やシナリオでクルーに完璧な撮影体験を提供する。

主な特徴

  • 大規模な映画セットでの安定したシームレスな通信を実現
  • 最大20台のフルデュプレックスワイヤレスヘッドセットをサポート
  • 最大6チャンネルの処理が可能
  • 500mのLOS範囲を誇る
  • 環境ノイズキャンセリング(ENC)ヘッドセット

大規模セットのために設計

Solidcom C1 Proローミングハブは、単一のハブで最大20台のフルデュプレックスヘッドセットを接続できる能力を持ち、最も複雑な撮影環境でも通信ギャップを最小限に抑える。

さらに、単一のハブの有効範囲は以前の最大視線距離(LOS)だった350mから500mに増加し、大規模なセットでの信頼性と柔軟性を強化。

また、最大6つの通信グループをサポートしており、制作、カメラ、照明などの様々な部門間での効率的な調整が可能で、役割や番号のカスタマイズも追加され、現場での効率が向上する。

常に接続、自由にローミング

複雑な映画セットでは、障害物やクルーメンバーの移動による再接続の必要性が通信を妨げることが頻繁に発生する。これにより、チーム全体の効果的なコミュニケーションと撮影スケジュールの遵守に大きな影響を与える可能性があるという。

Solidcom C1 Proローミングハブは強力なローミング機能を備えており、長距離での迅速な移動と通信のニーズに対応。ワイヤレスヘッドセットが2つのハブのカバレッジエリアの境界に入ると、システムは自動的により強い信号を持つハブベースを識別して切り替え、元のハブベースから切断する。切り替えプロセスは迅速で、ユーザーの通信接続には影響がなく、音声品質は常にクリアで安定するという。複雑な環境でユーザーが迅速に移動しても、信号の喪失による通信の中断の心配はない。Hollylandの独自開発のローミング技術により、ヘッドセットは複雑で長距離の環境でも使用でき、クルーメンバー間の通信は常にクリアで自由だという。

これにより、映画およびテレビのクルーは、撮影場所の複雑さや物理的環境、信号環境に制約されることなく、より効果的にコミュニケーションを取ることができる。

スマートアプリ制御

Solidcom C1 Proローミングハブは、使いやすいモバイルアプリ制御を備えており、従来のワイヤレスインターカムシステムでの複雑なカスケードや複数のハブのグループ化を解消。

ハブの内蔵Bluetooth通信モジュールのおかげで、ユーザーは簡単にモバイル端末から直接設定の変更が可能。パラメータ調整のためにハブまで長い距離を歩く必要がない。

優れた互換性

Solidcom C1 Proローミングハブは、Solidcom C1およびC1 Proヘッドセットと互換性を持つ。5/8インチおよび3/8インチの業界標準の取り付け穴を2つ備えており、三脚やライトスタンドなどの様々なアクセサリーを簡単に取り付けることができ、現場での設置が容易で手間がかからないという。

Roaming Hubエディションは、環境ノイズキャンセリング(ENC)、ウォーキートーキーでの通信に慣れたクルー向けのPTT機能、オフサイトの人員とのリアルタイムオンライン通信を可能にするUSBオーディオクラス(UAC)など、旧製品の多くの利点を引き継いでいる。

撮影効率の向上

大規模な映画およびテレビ制作では、様々な部門とクルーが協力して監督のビジョンを実現する。

Hollylandの最高技術責任者、サニー・チョウ氏は、次のようにコメントしている。

チョウ氏:Hollylandの製品アップグレードは、業界の長年の課題に対応し、より多くの場所においてスムーズで超効率的な通信能力を確保するために設計されたカスタマイズソリューションです。