KIPONは、PL-PL 0.7倍焦点距離レデューサー「KIPON BAVEYES PL > PL 0.7x」アダプターを2024年10月8日に発売する。

KIPON BAVEYES PL > PL 0.7xは、レンズの焦点距離を0.7倍縮めるように設計されており、光透過率は1段分向上する。12群13枚のレンズで構成された光学設計により、低歪曲と最高の画像精度を保証。アダプターはデフォルトでPLまたはLPLマウントレンズを使用し、装着したシネレンズで設定された最大T-Stop T1.5まで光を通す。その結果、T-Stopは最大T1.1となり、画像は対角36mmまでのセンサーサイズをカバーできる。

革新的な光学設計

KIPON 0.7x PL > PLは、単なるアダプターではなく、光学工学の傑作であるという。同アダプターの核心は、12群13枚からなる精密に開発された光学設計。この複雑な構成により、収差を最小限に抑え、シャープネスを最大化することで、卓越した画質を実現しているという。

0.7倍のイメージリダクション

装着したレンズのイメージサークルを0.7分の1に縮小。例えば、フルサイズレンズのイメージサークルを縮小してS35フォーマットに適合させたり、S35レンズのイメージサークルを縮小してS16フォーマットに適合させることが可能。

より広く、より速く

KIPONアダプターのリレー光学系は、0.7倍の焦点距離の短縮を可能にし、より広い視野をもたらすという。また、特別な光学部品により、さらに1段分の光量を提供し、光透過率が大幅に向上。撮影者は、より明るいショットと、厳しい照明状況でのより高い柔軟性から恩恵を受けることができるという。

180°画像回転

KIPON 0.7x PL > PLアダプターのリレー設計により、カメラセンサーに投影される前に画像が180°回転する。カメラの設定で画像を反転させることで簡単に補正でき、画像を適切に回転させ、自然な向きを確保することができるという。

リレー構造の利点

リレー構造は、PLマウントレンズの画像をPLマウントカメラに投影することを可能にする。同機能は従来のフォーカルレデューサー設計では実現できなかったという。リレー光学系は、PLマウントシステムの完全性を維持しながら、セットアップの機能性と汎用性を高め、クラシックなフィルムカメラにも使用可能。