コシナは、 ニコン Z マウントを採用したフルサイズ(ニコン FXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の交換レンズ「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II」を2024年12月に、「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」を2024年11月に発売する。

  • 「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II」Zマウント:税込143,000円
  • 「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II」Zマウント:税込143,000円

本製品は、2024年6月に生産終了した「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical「および「APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical」の後継モデル。従来機種より定評の高い光学性能はそのままに、外観デザインイメージを他のフォクトレンダーフルサイズZマウント交換レンズと統一化をおこない、ファミリーとしての製品訴求を強化したものとしている。

■主な変更点(APO-LANTHAR 35mm 50mm 共通変更点)

  • トータルレンズシェイプの変更
  • 絞りや深度目盛の色入れの変更
  • フォーカスローレットデザインの変更
  • リバース装着可能バヨネット式フードに変更

■主な変更点(APO-LANTHAR 35mmのみ)

  • 最短撮影距離を35cmから27cmに変更
  • フォーカス回転角度を約250°まで広げ、マニュアルフォーカス時の操作性を向上

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II (12月発売予定)

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical IIは、フルサイズのイメージサークルをカバーする、マニュアルフォーカスの準広角レンズ。アポクロマート設計により、軸上色収差をはじめとする各種の収差を排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても高い性能を実現している(下記MTF性能曲線を参照)。

9群11枚構成のレンズには異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を投入し、フローティング機構も内蔵。最短撮影距離0.27mから遠距離まで破綻のない描写力を発揮し、フルサイズ35mm F2という慣れ親しんだ準広角レンズの価値観を一変させる性能を誇るとしている。

    テキスト
Photo: Takashi Koike
※画像をクリックして拡大
    テキスト
Photo: Takashi Koike
※画像をクリックして拡大

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II(11月発売予定)

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical IIは、フルサイズのイメージサークルをカバーする、マニュアルフォーカスの標準レンズ。アポクロマート設計により、軸上色収差をはじめとする各種の収差を排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても高い性能を実現している(下記MTF性能曲線を参照)。

8群10枚構成のレンズには異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を投入し、フローティング機構も内蔵。50mm F2という慣れ親しんだ標準レンズの価値観を一変させる性能を誇るとしている。

    テキスト
Photo: Takashi Koike
※画像をクリックして拡大
    テキスト
Photo: Takashi Koike
※画像をクリックして拡大