キヤノンは、EOS Rシステムの交換レンズ「RFレンズ」の新製品として、大口径望遠ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」を2024年11月下旬に発売する。希望小売価格はオープン。キヤノンオンラインショップ販売予定価格は税込495,000円。
優れた光学性能によりズーム全域での高画質を実現
「非球面レンズ」3枚、「スーパーUDレンズ」2枚を含む15群18枚の光学設計により、画質劣化の原因となる諸収差を低減することで、「RF70-200mm F2.8 L IS USM」と同等以上の高画質を実現。また、別売のエクステンダーをズーム全域で使用でき、焦点距離400mm※1まで望遠域を拡張することが可能。さらに焦点距離200mm時、最短撮影距離0.68m、最大撮影倍率0.3倍を実現し、近接撮影でも優れた描写性能を発揮するとしている。
※1 「エクステンダー RF2x」装着時。「エクステンダー RF1.4x」装着時は焦点距離280mmまで拡張高い要求に応えるAF性能や手ブレ補正機能
2つのフォーカスレンズ群を2つの「ナノUSM(超音波モーター)」で個別に駆動して最適に制御する「電子式フローティングフォーカス制御」を採用することで、無限遠から至近までの高画質化、動画撮影時の「フォーカスブリージング」の抑制、高速・高精度な静止画AFと静かでなめらかな動画AFを実現。
また、レンズ内光学式手ブレ補正機構により5.5段※2、ボディー内手ブレ補正機構を搭載しているEOS Rシリーズのカメラとの組み合わせでは協調制御を実現し、「EOS R1」装着時には、中央7.5段※3、周辺7.0段※3の手ブレ補正効果を発揮するとしている。
※2 CIPA2024規格。焦点距離200mm、「EOS R8」使用時、Yaw/Pitch方向※3 CIPA2024規格。焦点距離200mm、Yaw/Pitch/Roll方向
全長固定ズームやアイリスリングの搭載とパワーズームアダプターの対応による快適な操作性の実現
ズーム時に鏡筒が繰り出さない全長固定とすることで、カメラ全体の重心が変化しにくいため、安定したフレーミングで撮影可能に。また、「RF24-105mm F2.8 L IS USM Z」や「RF35mm F1.4 L VCM」と同様にアイリスリングを搭載し、主に動画撮影中の絞りのマニュアルコントロールが可能。さらに、パワーズームアダプターにも対応することで、撮影者の意図に合わせて、無段階に低速から高速まで細かくズーム速度の制御ができ、動画撮影時の優れた操作性を実現したとしている。