ソニーマーケティング株式会社は、2024年11月からSaaS型のAI映像解析サービス「A2 Production カスタマイズソリューション」の最新バージョンVer. 1.4の提供を開始する。
1.画像キャプションエンジンの追加
物体、天候、状況などを認識してテキスト表示する、画像キャプションエンジンを追加。映像を解析して「a baseball player swinging a bat at a ball」など、映像の内容を自動的にテキストで表示できるため、シーン検知の基礎情報として利用できる。映像のメタデータ付与に利用することに加え、後段処理のアルゴリズムをエンタープライズプランにてカスタマイズ対応することで、ハイライト映像の作成や特定シーンの自動抽出といったワークフローが構築できるようになる。
2.音声ノイズ検知エンジンの追加
Web配信映像の監視を想定した、音声ノイズ検知エンジンを追加。配信ストリームの正副2系統を比較解析することで音声品質の異常を検知し、アラートを発報する。従来は人的リソースをかけていた音声監視を自動化することで、システム監視の効率化に寄与するとしている。
3.HTTP Live Streaming (HLS) 入力に対応
HLS入力に対応することで、ストリーミング配信サービスの映像を直接取り込んでライブ解析を行えるようになる。ライブ解析では配信を追いかけながら解析を行うこともできるため、編集スピードが重視されるスポーツコンテンツなどにも活用できるとしている。
また、配信映像から盛り上がり区間をクリップして、ライブで切り出す機能にも新たに対応します。これまで提供してきた、クラウド素材伝送「C3 Portal」によるライブ解析に加えて、配信映像でのライブ解析にも対応することで、AI解析の活用の幅を広げるとしている。
なお、Ver.1.4は2024年11月13日(水)~11月15日(金)に幕張メッセにて開催する「Inter BEE 2024」の同社ブースにて展示予定。