上海とシドニーを拠点とする映像制作スタジオ「MUSHANG」は、シドニーにVFXラボ「MUSHANG VFX Lab Sydney」を設立し、ROE VisualのLED製品を導入したことを発表した。
MUSHANG VFX Lab Sydneyは、18m×4.5mのROE Visual「Black Pearl BP2V2」LEDウォール、Carbonシリーズ「CB5MKII」LEDパネルの天井を設置。同構成により、スペース全体で8K解像度の優れたビジュアル忠実度が保証されるという。バーチャル・プロダクション用に設計されたBP2V2 LEDパネルは、世界中の多くのスタジオで使用されているという。
ROE Visual LEDパネル以外にも、Disguise、Brompton Technology、stYpe、MRMC Boltシステムなどがスタジオに導入され、最先端のバーチャル・プロダクション・エコシステムが構築されている。MUSHANG VFX Lab Sydneyは、長編映画や放送からCMやエピソードコンテンツまで、幅広いクリエイティブな映像制作をサポートしている。
ROE VisualとMUSHANGは、2021年に上海MUSHANG XRステージを共同で立ち上げ、SAIC、Unilever Global、Henkeグループといったブランドに広告を提供してきた。
MUSHANGの創設者であるヘンリー・シャー氏は、次のようにコメントしている。
シャー氏:熟練したプロのクルーを集めることは、常に重要な課題です。
オーストラリアは、ハイレベルなVFX映画やプロダクションを制作することで長年の評判があり、ダイナミックな人材プールを提供してくれるので、シドニーに決めました。
ROE Visualを選んだことに、間違いはありませんでした。同社は、バーチャル・プロダクション・テクノロジーにおけるトップ・ブランドとしての地位を確立しています。最初のバーチャル・プロダクション・スタジオを3年以上成功裏に運営してきた当社は、ROE Visualの品質とサービスに対するコミットメントに自信を持っており、効率的なスタジオ運営に集中することができました。
急速に進化するバーチャル・プロダクションの世界で、MUSHANG VFX Lab Sydneyはクリエイティブ・イノベーションのパイオニアとして頭角を現しているという。設立以来、同ラボは2つの大規模なプロダクションを受け入れ、その能力とアプローチを評価されているという。
シャー氏:特に効率とコスト管理が最重要課題である場合、これが映画製作の未来であることは明らかです。