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株式会社朋栄は、マルチチャンネルビデオサーバー「MBP-1100VSシリーズ」にラインアップを追加した。MBP-1000VSシリーズの後継機として、ベースモデルとなるMBP-1100VS-P(税込7,260,000円)を3月から出荷していたが、グラフィック送出対応モデル「MBP-1100VS-G2」(2024年10月に発売済み)、Media over IP対応ベースモデル「MBP-1100VS-IP-P」(2024年12月)、同グラフィックス送出対応モデル「MBP-1100VS-IP-G2」(2024年12月発売)を追加し、MBP-1100VSシリーズとして展開する。

  • MBP-1100VS-G2:税込7,920,000円
  • MBP-1100VS-IP-P:税込9,900,000円
  • MBP-1100VS-IP-G2:税込10,560,000円

MBP-1100VSシリーズは、収録/再生サーバー用途だけでなく、インジェスト用途にも利用可能で、ベースバンド/Media over IP環境とファイルベース環境の橋渡しが可能な共通プラットフォームを採用したビデオサーバー。グラフィックス対応モデルでは、テロップの同時送出や合成出力が利用できる。

MBP-1100VSシリーズは入力4、6、8系統のモデルに、それぞれ1.2TB〜9.6TBまで4種類の容量のSSDを設定しており、利用環境に合わせて入出力数やSSD容量を柔軟に選択可能。さらに、ベースモデルとなるMBP-1100VS-Pの入力8系統モデルには、大容量の19.2TB SSD搭載モデルも追加設定している。

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MBP-1100VS-P

MBP-1100VS-Pは、MBP-1100VSシリーズのベースモデルで、4入力8出力、6入力12出力、8入力16出力の3モデルを揃えている。いずれもMPEG2ハードウェアコーデックを搭載し、XDCAM HD(MPEG-2 10bit 4:2:0 25Mbps[CBR]/35Mbps[VBR])またはXDCAM HD422(MPEG-2 10bit 4:2:2 50Mbps[CBR]))の各コーデックによるMXFフォーマットで収録/再生する。

4Kオプションにより12G-SDI入出力が可能となり、XAVC QFHD Intra Class480/300 VBR/CBRハードウェアコーデックを追加可能。

MBP-1100VS-G2

MBP-1100VS-G2はHD専用モデルで、MBP-1100VS-Pの3モデルにグラフィックス2系統の出力(PGM V/K、PREV V/K)を追加している。

MBP-1100VS-IP-P

MBP-1100VS-IP-Pは、MBP-1100VSシリーズのMedia over IP入出力対応ベースモデルで、SFP28ポートを搭載している。入力・出力 各4、6、8ストリームの3モデルから選択できる。いずれもSMPTE ST 2110のビデオ、オーディオ、アンシラリーの入出力が可能で、SMPTE ST 2022-7のヒットレス二重化に対応する。

MPEG2ハードウェアコーデックを搭載し、XDCAM HD(MPEG-2 10bit 4:2:0 25Mbps(CBR)/35Mbps(VBR))またはXDCAM HD422(MPEG-2 10bit 4:2:2 50Mbps[CBR])の各コーデックによるMXFフォーマットで収録/再生する。プレビュー用にHD-SDI出力を搭載しており、同期はPTPあるいはBBまたは3値シンクによるゲンロックが利用可能。

MBP-1100VS-IP-G2

MBP-1100VS-IP-G2は、MBP-1100VS-IP-Pの3モデルにグラフィックス2系統の出力(PGM V/K、PREV V)を追加している。