H&Y Filters JAPANは、「REVORING Vari ND3-ND1000 CPL MarkII 82-95mm」を発売した。同社オンラインストアでの販売価格は税込42,900円。
可変NDと可変ステップリングが一体化した製品
REVORING Vari ND3-ND1000 CPLは、REVORING(可変式ステップリング)と可変NDフィルターの減光と偏光フィルターによる反射光の調整のすべてが一体化された製品。すべての調整機構にロック機構を加えることで、MarkIIとしてリニューアルした。
67-82mm用に次ぎ、今回は82-95mmサイズを追加発売する。最適化されたコーティングによる低反射率、優れた平面性による解像度、撥水・防汚・防傷・帯電防止コーティングなど、H&Yフィルター製品に共通する高い品質やメンテナンス性など、基本性能はすべてを備えている。
また、レボリングビルトインフィルター専用のマグネットフィルター(REVORING82-95mm用各種)や専用マグネットキャップセットなどのオプションもそのまま使用できる。
可変ND+偏光フィルターの機能
側面のレバーを回すことで、NDの濃度とCPLによる反射や色コントラストの調整ができる。可変NDフィルターとしての効果調整幅は約1.5段~10段分と幅広く、動画やポートレートから風景、長時間露光など様々な用途に対応する。その効果は ND4 ND8 ND16 ND32 ND64 ND128 ND256 ND500 ND1000 と市販の一般的なNDフィルター9枚分になる。
一体型可変ステップリングの機能
様々なレンズに取り付け可能な革新的な可変式ステップリングの機構を備え、一般的なフィルター径で4サイズ(82mm 86mm 95mm)のレンズへの取り付けに対応する。REVORINGは絞り羽の原理を応用した取り付け機構で、光線漏れもなくスプリングによってレンズ鏡胴にしっかりと固定される。
3つのノブにロック機構を追加
レボリング機構でのレンズへの取り付けの信頼性が向上したという。また、ノブの不用意な動きを防いでNDやCPLの効果を維持できるほか、先端部へのアクセサリーの取付(レボリングスイフト専用マットボックスや角型フィルターホルダー)の併用がより快適になったとしている。
従来品ではCPLおよびNDの効果調整によって、先端部が回転するため特に専用マットボックスの使用は推奨していなかったが、近日発売予定の専用アクセサリー VNDコンバーター(仮称)を追加することで、専用マットボックスをより快適に使用できるようになる。
枠の先端に専用マグネット式フィルターの重ね付け可能
対応するレボリング用マグネティックフィルター各種の重ね付けができるので、NDフィルターの追加で可変ND特有のムラの発生を抑えたり、ブラックミスト・ホワイトミストなど特殊効果系のフィルターとの併用もスピーディーに行える。
SONY E PZ 18-110mm F4 G OSS(フィルター径95mm)使用時はレンズ先端に干渉し装着できないことが確認されている。また、150-600mmなどの超望遠レンズの一部にはレンズ先端部を保護する目的でゴム素材のフロントラバーが標準で取り付けられているレンズがある。上記該当のレンズ使用時には保護フィルターを装着の上、REVORINGを使用すること。その他先端の形状が特殊なレンズの場合も同様に保護フィルターとの併用がお勧めだとしている。