ケンコー・トキナーは、同社が取り扱うSAMYANGのRF-Sマウント用超広角レンズ「SAMYANG AF 12mm F2.0 RF-S」とPrimaシリーズ第一弾レンズ「SAMYANG AF 35mm F1.4 P FE」を2025年1月24日(金)に発売する。希望小売価格はオープン。市場実勢価格は以下の通り。
- SAMYANG AF35mm F1.4 P FE:税込92,800円
- SAMYANG AF 12mm F2.0 RF-S:税込75,900円
SAMYANG AF 12mm F2.0 RF-S
「SAMYANG AF 12mm F2.0 RF-S」は、SAMYANG待望のRF-Sマウント用超広角レンズ。SAMYANG AF 12mm F2 RF-Sは、風景、建築、天体写真、旅行など、さまざまな撮影スタイルに対応する超広角単焦点レンズだ。
このレンズは、ダイナミックで臨場感あふれる撮影を可能とする広い画角の96.8°を実現し、F2の明るい開放F値により、暗所でも驚くほど鮮明に撮影できるという。
外観は、RF-Sマウントの各カメラボディのデザインとマッチするように設計されている。重量は213gと軽量で携帯性に優れている。
※同製品は、キヤノン株式会社とのライセンス契約の下で開発・製造・販売されてる。
RF-Sユーザーのための単焦点超広角レンズ
超広角の焦点距離12mmは、周囲の世界の美しさをすべて写し撮ることができるという。フルサイズ換算で焦点距離18mm相当の画角を実現し、広大な風景や没入感のあるシーンを撮影するための特別な選択肢となるとしている。
昼夜を問わず、いつでもシャープ
条件の厳しい低照度下においても、構図の全域においてシャープな描写を実現。昼はもちろん、夜の撮影においても写真のクオリティーを落とすことなく撮影できるという。3枚の超低分散(ED)レンズと2枚の非球面レンズ(H-ASPレンズ1枚、ASPレンズ1枚)を採用。
色収差、歪曲収差、コマ収差などの各収差を適切に補正し、24時間のどの時間においても美しい景色を描写するとしている。
より鮮明な画像を
開放絞りF2の明るさは、浅い被写界深度で被写体と背景を美しく分離し、被写体を際立たせるという。また、最短撮影距離0.2mでダイナミックな撮影が可能。7枚羽根の絞りは、自然なボケ味を生み出し、絞りを絞れば、印象的な14本の光条効果を生み出す。
シンプルなのに使いやすい
- フォーカスリング&MF/AFスイッチ:操作部分はフォーカスリングとモードスイッチのみ。シンプルだがフォーカスリングを太くしており、操作性に配慮している。
- ウェザーシーリング:各部に施されたウェザーシーリングにより、ホコリや水滴など、故障の原因となるものの侵入を防ぐ。
- 213gの軽量プレミアムデザイン:鏡筒表面マット仕上と、エレガントなレッドリングは、EOSカメラのデザインにマッチ。213gの軽量設計。
仕様
モデル名 | AF 12mm F2 RF-S |
マウント | キヤノン RF-Sマウント |
絞り | F2~22 |
画角 | 96.8° |
レンズ構成 | 10群12枚 |
最大径 | φ70mm |
特殊レンズ | H-ASPレンズ×1、ASPレンズ×1、EDレンズ×3 |
長さ | 57.2mm |
コーティング | ウルトラマルチコーティング |
本体重量 | 約213g |
最短撮影距離 | 約0.2m |
ウェザーシーリング | ○ |
最大撮影倍率 | 0.09倍 |
AF/MFモードスイッチ | ○ |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
フォーカスモーター | リニアSTMモーター |
フィルターサイズ | φ62mm |
SAMYANG AF 35mm F1.4 P ソニー FEマウント
SAMYANGの新しいレンズ「Prima シリーズ」は、新たな基準を設けたSAMYANGレンズ第3世代の製品だ。Primaシリーズの先駆けとなる単焦点レンズ「AF 35mm F1.4 P FE」は、高性能と実用性を両立させるため細部にいたるまでこだわりぬいたという。小型・軽量設計を重視しつつも、ハイエンドな描写性能と実用性を両立させたとしている。
また、同製品は、技術的な進化を追い求めるだけなく、一流の機能をよりリーズナブルな価格で提供することを目指し、設計されているという。本製品によってプロだけでなく、すべての写真愛好家が高いコストをかけずに、プロフェッショナルな品質を楽しめるとしている。
開放F1.4で470g
片手に収まるコンパクトサイズに加えて、本体重量470gを実現。従来機種(SAMYANG AF 35mm F1.4 FE II)と比較しても、約30%の軽量化に成功している。SONY α7C IIやZV-E1などの小型カメラにもぴったりマッチし、持ち運びが容易だ。
携帯性に優れながらも、性能と実用性に妥協はなく、旅行だけでなく普段使いにもF1.4の、「明るいレンズ」を求めるフォトグラファーにとても理想的なレンズだとしている。
革新的な解像力
レンズ構成は10群12枚。そのうち5枚を特殊レンズ(ASP 3枚、HR 1枚、ED 1枚)で構成した光学設計により、開放F1.4でも優れた解像力を発揮するという。最短撮影距離(0.30m)での撮影においても、AF 35mm F1.4 P FE は、圧倒的なコントラストと卓越したシャープネスを生み出す。
さらに、SAMYANGの高度なコーティング技術により、フレアやゴーストを抑制し、優れた画像の鮮明さを維持するという。
トップレベルのフォーカスブリージング抑制
「SAMYANG AF 35mm F1.4 P FE」は、業界トップレベルのフォーカシングブリージングの抑制により、画角の変化がほぼなく、安定した動画撮影を可能とする。最短撮影距離から無限遠まで、すべてのフォーカス位置においても、違和感の少ない自然な映像制作が可能だという。
先進的な便利機能
- USB経由でのファームウェアアップデート:レンズマウント部にUSB Type-Cポートを装備。別途「Lens Station」を用意しなくても、USBケーブルでPCと接続すれば、直接ファームウェアアップデートを適用することが可能になった。
- "洗練"と"耐久性"の再定義:ユーザー体験を考慮し、レンズ全体を徹底的に再設計。操作性に優れた新しいマイクロパターンのラバーフォーカスリングの採用と、マット仕上げと”Hidden Red Ring”が美しさを引き立てるという。また、水滴やホコリからレンズを守るため、5カ所にウェザーシーリングを採用。過酷な条件下においても抜群の信頼性を発揮するとしている。
- 正確なオートフォーカス:SAMYANGのリニアSTMテクノロジーを採用したAF 35mm F1.4 P FEは、高速・正確なAF性能を実現。高速かつ静かに非常に高精度で大きなレンズ群を制御する。特にAF-Cモードでその威力を実感できるという。
製品仕様
モデル名 | AF 35mm F1.4 P FE |
マウント | ソニー FEマウント |
絞り | F1.4~F16 |
画角 | 63.4°(フルサイズ)/44.2°(APS-C) |
レンズ構成 | 10群12枚 |
最大径 | φ75mm |
特殊レンズ | HRレンズ×1、ASPレンズ×3、EDレンズ×1 |
長さ | 99.2mm |
コーティング | ウルトラマルチコーティング |
本体重量 | 約470g |
最短撮影距離 | 約0.30m |
ウェザーシーリング | ○ |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
AF/MFモードスイッチ | 非搭載 |
絞り羽根枚数 | 9枚 |
フォーカスモーター | リニアSTMモーター |
フィルターサイズ | φ67mm |