朋栄「Dejero EnGo 3s」出荷。小型モバイルトランスミッター/ゲートウェイ

60fpsまでの4K UHD映像伝送に対応

新たに登場した「EnGo 3s」は12G-SDIおよびHDMIの入力端子を搭載し、60fpsまでの4K UHD映像伝送に対応。5Gに対応したSIMを4枚挿入することができ、Dejeroが特許取得済みの「Smart Blending Technology」により、携帯回線、LAN、Wi-Fi 6 （802.11a/b/g/n/ac/ax）、衛星接続回線（BGAN、Ku バンド、Ka バンドを含む)をブレンドして高帯域幅のインターネット接続を実現。

利用中の回線の接続状況をリアルタイムで監視し、安定したスループットを実現する。本体に4台内蔵している5G対応モデムは、1台につき4つのアンテナを搭載する4x4MIMOアーキテクチャーを採用。信頼性の高いデータ送受信を可能にしている。

映像伝送だけでなく、高帯域幅を活用した大容量データ送受信に対応

「EnGo 3s」は、12G-SDI/HDMIで入力した4K UHD映像を、H.264 AVCまたはH.265 HEVCアダプティブビットレートでエンコードし、最大60Mbpsで安定したライブ伝送を実現。伝送された映像は、4K UHD対応レシーバーDejero WayPoint 3を使用して受信し、SDI出力することができる。

GateWayモードを使用することにより、EnGo 3sを最大500Mbpsのインターネットゲートウェイとしても使用することができる。ネットワーク接続環境のない遠隔地において、高帯域幅の無線インターネット接続環境を提供。大容量データの送受信が可能になる。

長時間のバッテリー運用が可能

「EnGo 3s」は、長時間にわたる報道取材、ライブイベント、スポーツ中継など、遠隔地でのライブ撮影をサポート。航空機持ち込みが可能な内蔵バッテリーは、3時間以上の動作を実現。ENGカメラ用外付けバッテリーを使用することで、より長時間の運用に対応する。

端末認証、AES-256暗号化などでコンテンツを保護し、安全なデータ送受信に配慮

「EnGo 3s」は、端末認証Trusted Platformモジュール、AES-256暗号化、セキュリティ強化したLinux OSをそれぞれ採用することにより、コンテンツを保護し、安全にデータ送受信を行うことができる。