バルセロナ、2025年2月7日– YES TECHは、ISE 2025の最終日を「Innovation beyond boundaries(境界を超えた革新)」というスローガンを掲げた「タイムトンネル」ブースで締めくくった。このブースは、未来と革新を象徴する空間として注目を集めた。

サイバーパンクな未来へのゲートウェイ

YES TECHのブースは、最先端のスクリーン技術を駆使し、圧倒的なデザインでISE 2025の中でも際立つ存在となった。垂直に配置された円形スクリーンが巧みに組み合わされ、訪問者を現実とフィクションが交錯する世界へと誘う。

これはタイムトンネルなのか? ブラックホールか? 宇宙ステーションか、それとも巨大な望遠鏡か? このブースは、まるで未知へのポータルであり、時空を歪ませるような“コズミック・ボルテックス(宇宙の渦)”を創出している。

最先端のディスプレイ技術を駆使

ブースの中心には、MG9を配置。10°の範囲での凸面・凹面表現、160°の広視野角、フリッカーフリーの映像を実現する。さらに、円形やリボン型の設置にも対応し、LED球体として多様なレイアウトに適応するオールインワンのソリューションを提供する。

ISE 2025 YES TECHブースのMG9

新製品の登場と拡張性

Rubikシリーズ:立方体ディスプレイ

ブース上部にはRubikシリーズP2.6を使用した立方体ディスプレイを設置。45°のエッジカットキャビネットを採用し、最大10メートルの高さで安全に吊るすことが可能。磁気吊り下げ機構とモジュール式デザインにより、設置とメンテナンスが容易。キューブ形状が不要な場合でも、MUシリーズやMGシリーズと組み合わせてカスタマイズが可能。

YES TECH Rubikシリーズ:立方体ディスプレイ

MG10、MU、Xtra:シームレスな連携

YES TECHの製品は、単独での使用にとどまらず、相互に連携可能。Xtraシリーズは、MGシリーズとMUシリーズをつなぐ役割を果たし、統合されたビジュアルソリューションを提供。45°のカーブにも対応し、8つのキャビネットで直径1.27メートルのリングスクリーンを形成できる。

ISE 2025 YES TECH MG10、MU、Xtra:シームレスな連携

Mslim:自由自在なディスプレイ構成

8種類のサイズ展開を持つMslimは、縦横および段違いの接続が可能で、ジグソーパズルのように自由な組み合わせを実現。前面からの設置・メンテナンスが可能で、利便性を求める企業に最適なソリューションだ。

YES TECH Mslim:自由自在なディスプレイ構成

ISE 2025で発表された新製品

MAir & Mega:大規模LEDウォール向けの新モデル

ISE 2025では、大規模LEDウォール向けの新製品として、MAirとMegaの2モデルを発表。

  • MAir(1000×1000×102mm、ピクセルピッチ5.95/7.8mm):7680Hzのリフレッシュレートと62%の透明度を誇る透過型スクリーン。
  • Mega(500×1000×90mm、ピクセルピッチ3.91/4.63/5.68mm):6000nitsの高輝度、6000:1のコントラスト比、7680Hzのリフレッシュレートを実現し、±10°のカーブ設置が可能なLEDウォール向けモデル。

両製品とも、風圧に耐える設計を採用し、屋外での高耐久性とツアー用途での迅速な設置を実現する。

形状自由なLEDスクリーンのパイオニア

YES TECH 形状自由なLEDスクリーン

YES TECHは、三角形や扇形にとどまらず、丸角や直角コーナーを含む多次元的なディスプレイを開発し、従来のスクリーンの限界を超えた革新を続けている。

ISE 2025 YES TECHブース

2026年に向けても、さらなる視覚体験の革新に挑戦し続けるYES TECH。次なる未来のビジュアルソリューションに、ぜひ期待してほしい。