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ライカは、ライカMレンズの復刻版クラシックシリーズから「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」を2025年3月1日(土)に発売する。

初代「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」は「ズミルックス」シリーズ初のレンズとして1959年に登場した。その名称はラテン語で“最大の光”を意味する“summa lux”に由来しており、初代「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」の登場以来、開放F値がF1.4からF1.7という非常に明るいレンズの代名詞となっている。

今回発売する「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」は往年のクラシックな外観と先進の技術を融合させて再解釈した復刻版で「クラシックシリーズ」としては5機種目となるレンズだ。

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すでに登場している「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」「ライカ タンバールM f2.2/90mm」「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」「ライカ ズミルックスM f1.4/35mm」の4本と同様に、歴史に名を刻むオリジナルのオールドレンズを彷彿とさせる、タイムレスな美しさが宿る描写が実現できる。

復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」では、1962年から2004年にかけて製造された2代目の「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」の光学的な計算と設計をベースに、それとほぼ同等のものを再現した。

そのため、2代目と同様の卓越した性能を誇り、絞り開放の状態でも秀逸な描写が実現できるという。絞り開放では非常にやわらかで美しいボケ味で、ユニークな描写がポートレート撮影にも最適だとしている。

一方、絞り込めばオリジナルよりもシャープかつ高コントラストに描き出すことができる。それが可能になったのは、最先端の製法と特殊なタイプのガラスのおかげだ。さらに、復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」は高画素の撮像素子を搭載した現在のM型カメラでの使用に求められる条件もすべて満たしている。最短撮影距離はオリジナルよりも短い0.7mとなっており、さらに創造力を自由に発揮して撮影を楽しめる。

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復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」もすべてのライカMレンズと同様に「Made in Germany」で、高いクオリティで世界に知られるライカレンズの名に恥じない仕上がりとなっている。材質には無垢の真鍮を用いて手作業で作られ、ヴィンテージの佇まいを感じさせる上質なラウンド型のレンズフードが付属している。魅力あふれるクラシックなデザインと高品質・高精度なメカニズムを融合させた。

復刻版「ライカ ズミルックスM f1.4/50mm」では、ライカのレンズとしては初めて、デザインを見直した製品パッケージを採用。新パッケージとなるボックスはドイツで製造されており、上質なつくりで、環境への配慮からプラスチックは一切使用されていない。