数多くのPC関連商品を手掛けるメーカー「GEEKOM(ギコム)」(台湾)が、2025年4月23日(水)~25日(金)に開催される「Japan IT Week 春 2025」に出展する。2024年に引き続き、2年連続の出展となる。

GEEKOMの出展カテゴリーは「IoT・エッジコンピューティング EXPO 春」であり、最新のMini PC技術成果および業界向けソリューションを紹介予定。

Mini PCとは、デスクトップの筐体を手のひらサイズまで小型化した製品を指す。コンパクトであるため、画面やテーブルの下に設置して省スペース化を図り、部屋のレイアウトを損なわずに作業を行うことが可能だ。

近年、Macをはじめとする複数の企業が相次いでミニPCを市場に投入しており、この市場は急速に成長を遂げている。

GEEKOMについて

GEEKOMは、2003年9月に設立され、20年以上の歴史を持つミニPC特化ブランドである。台湾に研究開発本部を置き、世界各国に支社を設けている。

GEEKOMは「Green Mini PC Global Leader」として世界的に高い評価を得ている。環境に配慮しながらも高いパフォーマンスを提供する「Green Mini PC」を目指し、消費電力の低減や高効率な設計を追求し続けている点が特徴だ。

GEEKOMミニPCのメリット

  • 省スペース性:コンパクトなサイズで、机の裏やモニターの後ろへの設置が容易だ
  • 洗練されたデザイン:スタイリッシュかつミニマリストな外観により、現代的な作業環境にも馴染む
  • パフォーマンス:最新プロセッサーや高速メモリ、SSDストレージなどを搭載し、小型ながら高い処理能力を発揮する
  • 省エネ性:従来のデスクトップPCと比較して消費電力を80%削減し、環境に優しい選択肢として注目されている
  • 信頼性:高品質で堅牢な外装と精密な排気設計により、高温や落下のテストにも耐える製品を実現。耐衝撃性にも優れ、長期間の使用に適している。さらにPSE認証をはじめとする各種安全認証を取得し、安全性の高さでも評価されている

IoT・エッジコンピューティング EXPO 春の出展内容

今回の展示会では、最新のミニPC「IT15」と「A9 MAX」を主力モデルとして紹介予定。

GEEKOM A9 Max

GEEKOM A9 Maxは、強力な「Ryzen AI 9 HX 370プロセッサー」を搭載し、12基のZen 5およびZen 5c CPUコア、Radeon 890M GPUを組み合わせた高性能ミニPC。80TOPSのAI処理性能を備え、オフィスワークやゲーミング、クリエイティブ作業において高いユーザー体験を提供するモデルとなっている。

GEEKOM IT15

GEEKOM IT15は、コンテンツクリエイター向けに最適化された、世界初のIntel15世代CPU搭載ミニPC。最新のIntelCoreUltraプロセッサーからU9-285Hまで選択でき、デュアルチャネルDDR5-5600MHz RAMやデュアルSSDスロット、高速SDカードリーダーなどを備えている。最大4画面同時出力や、最大64GBのDDR5-5800 RAM、Wi-Fi7対応といった豊富な機能拡張により、クリエイターからプロフェッショナルまで幅広いニーズに応える。さらに「IntelAIBoost」によって13TOPSのAI処理能力を実現し、AIを活用するタスクでも優れたパフォーマンスを発揮する。

GEEKOM人気商品の紹介

日本市場では、高い性能とコンパクトなデザインが支持され、A5やA8シリーズなど洗練されたモデルが注目を集めている。

GEEKOM A5

GEEKOM A5は日本市場で人気の高いミニPCのひとつだ。コンパクトかつ洗練されたデザインに加え、桜色のスタイリッシュなフォルムが特徴的で、モダンにもクラシックにも調和する。

また、AMD Ryzen 7 5825HプロセッサーとRadeon Vega 8グラフィックスを搭載し、8Kディスプレイやマルチディスプレイへの対応が可能だ。Wi-Fi 6とBluetooth 5.2を備え、最大64GBのデュアルチャネルDDR4-3200メモリをサポートするなど、日常利用からビジネス用途まで幅広くカバーする。価格は約5万円という手頃さもあり、コストパフォーマンスの高さで評価が高い。

GEEKOM A5について詳しくはこちら

GEEKOM A8

A8は、陽極酸化マット仕上げの丸みを帯びた金属筐体を採用し、洗練されたデザインを実現するモデルだ。AMD HawkPointファミリからRyzen 7 8845HSまたはRyzen 9 8945HSを選択でき、Zen 4コア8基、16スレッド、16MB L3キャッシュ、Radeon 780M GPU、Ryzen AIエンジンNPUを搭載する。Ryzen 9ではわずかに高いクロックによって優れた性能を発揮する。

AIワークロード処理能力は前世代比60%向上し、クエリ解答やテキストの画像・動画変換、メモ要約、通話の文字起こし、動画編集、ビデオ出力といった多様な作業を効率化する。GEEKOM A8の登場は、環境へ配慮しながらAI時代の発展に対応し続ける同社の姿勢を示すものといえる。

GEEKOM A8の外観や性能をより詳しく知りたい方は、以下の紹介動画もチェックしてみてほしい。

また、GEEKOMではIntel CPU搭載モデルも展開しており、ビジネスシーンに最適なIT13や、強力なAI機能を備えたGT1 Megaなど、いずれも高い人気を誇る。

GEEKOMに興味がある方は、「Japan IT Week 春 2025」のGEEKOMブース(会場:東京ビッグサイト ブース番号:26-42)で実際に製品を体験できる。最新のミニPC情報はGEEKOM 公式ブログでも紹介されているので、あわせて確認いただきたい。