
ソニー株式会社パーソナルエンタテインメント事業(以下:ソニー)とBandLab Technologiesは、世界中で活躍する新世代のクリエイターの音楽制作に貢献する戦略的なパートナーシップを締結した。
ソニーがオーディオ領域で培った技術と、1億人以上のユーザーを抱える音楽制作プラットフォームであるBandLabのコラボレーションにより、最先端の技術を用いた音楽制作の環境をクリエイターに届ける狙い。このパートナーシップにより、両社はクリエイターが音楽の世界における第一歩を踏み出すことを後押しし、その道のりをともに歩むことを目指すとしている。
同パートナーシップに基づき、BandLabアプリに立体的な音場に没入できる音楽体験「360 Reality Audio(サンロクマル・リアリティオーディオ)」を今夏導入する。これにより、ユーザーが手持ちのヘッドホンやイヤホンで立体音響コンテンツを体験し、さらに制作することが可能になる。
将来的には、BandLabアプリ内にソニーとBandLabの共同ブランドのハブを導入し、音楽制作のための新たなツールや学習プログラムなどを利用できるようになるという。
ソニーとBandLab Technologiesは、音楽制作における障壁を下げ、すべてのクリエイターが自身の音楽を創造して、世界を舞台につながり、共有できる基盤を築いていくとしている。
BandLab TechnologiesのCEO兼共同創業者のメン・ルー・クック氏は、次のようにコメントしている。
クック氏:このパートナーシップは、音楽制作に必要な技術や機会をすべての人に提供するという共通のコミットメントに基づいています。ソニーとのコラボレーションにより、両社の強みを結集し、クリエイターの活動をすべての段階にわたって支援したいと考えています。私たちがめざすのは、クリエイターの現在の活動を支援することにとどまらず、挑戦と成長を後押しするサポートを通じ、創造の可能性を無限に広げることです。
ソニー株式会社 パーソナルエンタテインメント事業部長の大島正昭氏は次のようにコメントしている。
大島氏:ソニーは長年にわたり、良質な音楽体験を創出することに注力しています。このパートナーシップを通じて、そのような音楽体験をあらゆる音楽クリエイターに幅広く届けることができると期待しています。
ソニーのオーディオ領域で培った技術をBandLabのエコシステムに統合することで、立体音響コンテンツ制作の裾野を広げるだけでなく、プロシューマー※市場との繋がりを強化し、音楽の制作と体験を向上します。これらを活用し、クリエイターの創造性のさらなる発展に貢献できることを楽しみにしています。
※ 「プロデューサー(生産者)」と「コンシューマー(消費者)」を組み合わせた用語

