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ソニーマーケティング株式会社は、2025年4月13日(日)に開幕した2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において株式会社バンダイナムコホールディングスが出展する民間パビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」にソニーの触覚提示技術(ハプティクス)を活用した「Haptic Floor」の導入とその演出の協力を実施した。

また、映画作家の河瀨直美氏がテーマ事業プロデューサーを務めるシグネチャーパビリオン「Dialogue Theater – いのちのあかし -」に展示企画のディレクションおよびLEDディスプレイ Crystal(クリスタル) LED(以下:Crystal LED)と送出関連の機器を納入した。

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「Dialogue Theater – いのちのあかし – 」

提供した技術、関連機器、演出は10月13日(月)の会期末まで両パビリオンで活用される。

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONは、ガンダムシリーズが描いてきた「宇宙での暮らし」や「まだ現実していない科学技術」を、新たな未来の可能性として捉え、臨場感のある完全新規映像と、フェーズ0から7までのパビリオン空間を通して描き出している。

新たな「宇宙世紀」という設定の中で、来館者は大阪・夢洲から軌道エレベーターに乗り宇宙ステーション「スタージャブロー」まで移動し、見学ツアーに参加する体験ができる。「スタージャブロー」では人類とモビルスーツが共存する映像世界を体験しながら、背中部分に「グラスフェザー」という装備を装着したガンダムやさまざまなモビルスーツ、新デザインのハロとの出会いがある。

同パビリオンの床面にはソニーの触覚提示技術(ハプティクス)を活用した「Haptic Floor」を設置している。高精細な新作映像や音響と合わせて、ハプティクスによる振動の演出が体感できる。例えば軌道エレベーターに搭乗するシーンでは耳で聞こえたエレベーターの機械音に合わせて足元からはその振動が伝わってくる迫力ある没入体験を提供する。

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納入システム「Haptic Floor」の体験イメージ

Dialogue Theater – いのちのあかし –

シグネチャーパビリオン「Dialogue Theater – いのちのあかし -」は、京都府福知山市と奈良県十津川村の2つの廃校舎から再構築された建築のなかで対話するパビリオンだ。対話を通じて、世界の至るところにある分断を明らかにし、その解決を試みる実験場だ。来館者の中から選ばれた一人と、世界のどこかの画面先のもう一人が、会期中、毎日変わるトークテーマに沿って対話を進める。館内には約360インチの巨大なCrystal LEDを設置している。

ソニーマーケティングでは、このパビリオンにおける展示企画ディレクションを行った。また、Crystal LED、Cinema Lineカメラ「FR7」やPTZオートフレーミングカメラ「BRC-AM7」、ラインアレイスピーカー」「SLS-1A」、映像送出装置を納入している。

台本のない対話を行う登壇者の細かな表情を、FR7の高精細かつ滑らかなカメラワークで捉える。加えて、高品位な映像表現が可能なBRC-AM7によって、対話の円滑な運営と、記録保存の技術サポートを提供する。さらに、複数設置した「SLS-1A」によって広い空間でも対話の観覧者に均一でクリアな音を届ける。

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360インチのCrystal LEDと対話のイメージ

主な納入システム

  • LEDディスプレイ Crystal LED「ZRD-CH15D」
  • ディスプレイコントローラー「ZRCT-300」
  • Cinema Line カメラ「ILME-FR7」
  • PTZオートフレーミングカメラ『BRC-AM7」
  • メディア・エッジプロセッサー「NXL-ME80」
  • パワードラインアレイスピーカー「SLS-1A」
  • B帯アナログワイヤレスマイクロホンパッケージ「UWP-D22」
  • 4K業務用ディスプレイ ブラビア「FW-55BZ35L」、『FW-98BZ53L」