
ライカカメラ社(以下:ライカ)は、iPhone用カメラアプリ「Leica LUX」の最新版(バージョン1.7)で、個性をより強く打ち出す表現やクリエイティビティを自在に発揮した表現を叶える新機能「Artist Look」シリーズを追加した。これにより、お気に入りの「Leica Look」へ素早くアクセスでき、統一感のあるムードで撮影したい時に便利な機能だ。
第1弾は、イギリスの著名な写真家グレッグ・ウィリアムズ氏とのコラボレーションのもと開発されたもので、同氏らしいシネマティックな描写がモバイルフォトグラフィーでも実現する。開発にあたり、優れたフィルムとして知られるコダック社の「TRI-X 400」のスキャンを参考にさまざまな光の条件下で微細な調整が加えられ、人工的に品質を向上させた印象なくリアルさと親密感にあふれ温かみを感じさせる表現を叶えるルックに仕上がっているという。

「Greg Williams」Lookは「Leica FOTOS」にも追加される。ライカのカメラでも同様の雰囲気での表現が可能となる。
さらに「Artist Look」シリーズには今後、新たなルックが順次追加される予定だ。
グレッグ・ウィリアムズについて
現在、影響力ある写真家の数えられているひとり。映画界でのビジュアルランゲージにおいて名を馳せ、ダニエル・クレイグ、ケイト・ウィンスレット、マーゴット・ロビーをはじめ、世界的に有名な映画界のトップスターのポートレートを多数撮影。近年のハリウッドのビジュアルアイデンティティの確立に貢献してきた。古くからのライカフォトグラファーであり、「ライカQ2」とダニエル・クレイグがコラボレーションを展開した際にはグローバルキャンペーンに参加した。ドキュメンタリー写真のような精密さにエモーショナルな緊密さと鮮明さが融合した作風が特徴だ。
Leica LUX: ライカらしい写真表現をiPhoneでも
ライカは2023年にモバイルフォトグラフィー関連製品を手がけるノルウェーのスタートアップ企業のフィヨルデン・エレクトラ社を買収し、モバイル事業の拡大を図った。そして2024年にiPhone用アプリを共同開発した。それが「Leica LUX」である。
Leica LUXの登場により、ライカのレンズが誇るアイコニックなビジュアル表現のDNAをiPhoneでも活用できるようになった。また、マニュアル感覚での撮影も可能になったほか、「Leica Look」で幅広い写真表現を楽しめるようにもなった。Leica LUXの種類は今後も追加予定だ。Leica LUXは現在、App Storeでの評価が「4.8」と非常に高く、写真アプリとしてはApp Storeで最高評価を獲得している。
Leica LUXのバージョン 1.7はApp Storeにて提供中。なお、グレッグ・ウィリアムズ監修のArtist Lookは「Leica LUX」有償版にのみ含まれる。「Leica LUXグリップ」を購入後に製品登録すると「Leica LUX」有償版が1年間無料で利用可能で「Artist Look」も1年間無料で利用できる。

