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コダックのモーションピクチャー&エンタテインメント部門によると、今年のカンヌ国際映画祭にコダックフィルムで撮影された24本が正式招待された。

そのうち「Die, My Love」、「Sentimental Value」、「Sirat」、「The Phoenician Scheme」の4作品がパルムドールを競うほか、ある視点部門に出品された7作品や、監督週間と批評家週間の6作品がフィルム撮影作品だ。

コダックのモーションピクチャー&エンタテインメント部門グローバル マネージング ディレクター、ヴァネッサ・ベンデッティ氏は次のようにコメントしている。

ベンデッティ氏:2025年のカンヌ国際映画祭で上映されるフィルム撮影作品24本には、スーパー8(スパイク・リー監督「Highest to Lowest」の一部シーン)から35mm エクタクローム(リン・ラムジー監督「Die, My Love」)まで、さまざまなフィルムフォーマットが使用されていたり、4人の初監督作品(クリステン・スチュワート監督「The Chronology of Water」など)やウェス・アンダーソン監督(「The Phoenician Scheme」)ら著名な映画監督作品などが含まれています。

これは、コダック映画用フィルムの幅広いラインナップと、ストーリーに命を吹き込むためにフィルムを選択する映画製作者の広範かつ成長し続けるコミュニティを見事に表現しています。コダックは、今年の映画祭に選出された映画制作チームを祝福します。そして皆様の芸術的ビジョンの一端を担えることを誇りに思います。

5月13日~24日に開催されるカンヌ国際映画祭オフィシャルセレクションのコダックフィルム撮影作品は以下のとおりだ。

(敬称略)

コンペティション部門

  • 「Die, My Love」(原題) 35mm
    監督:リン・ラムジー
    撮影:シーマス・マッガーベイ
  • 「Sirat」(原題) 16mm
    監督:オリバー・ラクセ
    撮影:マウロ・エルチェ
  • 「Sentimental Value」(原題) 35mm
    監督:ヨアキム・トリアー
    撮影:キャスパー・タクセン
  • 「The Phoenician Scheme」(原題) 35mm
    監督:ウェス・アンダーソン
    撮影:ブリュノ・デルボネル

ある視点部門

  • 「My Father’s Shadow」(原題) 16mm
    監督:アキノラ・デイビズ ※初監督作品
    撮影:ジャーメイン・エドワーズ
  • 「The Plague」(原題) 35mm
    監督:チャーリー・ポリンガー ※初監督作品
    撮影:スティーブン・ブレッコン
  • 「The Last One for the Road」(原題) 16mm
    監督:フランチェスコ・ソッサイ
    撮影:マッシミリアーノ・クヴェイレル
  • 「Heads Or Tails?」(原題) 35mm
    監督:マッテオ・ゾッピ/アレッシオ・リゴ・デ・リーギ
    撮影:シモン・ダルカンジェロ
  • 「A Poet」(原題) 16mm
    監督:シモン・メサ・ソト
    撮影:フアン・サルミエント・G
  • 「The Chronology of Water」(原題) 16mm
    監督:クリステン・スチュワート ※初監督作品
    撮影:コーリー・C・ウォーターズ
  • 「I Only Rest in the Storm」(原題) 35mm
    監督:ペドロ・ピーニョ
    撮影:イヴォ・ロペス・アラウージョ

監督週間 - 長編部門

  • 「Lucky Lu」(原題) 16mm
    監督:ロイド・リー・チョイ ※初監督作品
    撮影:ノーム・リー
  • 「Her Will Be Done」(原題) 16mm
    監督:ジュリア・コワルスキー
    撮影:シモン・ボーフィス

監督週間 - 短編部門

  • 「When the Geese Flew」(原題) 16mm
    監督:アーサー・ゲイ
    撮影:マイケル・コン

国際批評家週間 - 長編部門

  • 「Rietland」(原題) 16mm
    監督:スヴェン・ブレッサー
    撮影:サム・デュ・ポン

国際批評家週間 - 短編部門

  • 「Erogenesis」(原題) 16mm
    監督:サンドラ・ポペスク
    撮影:マーヤーヌ・ブーニク
  • 「Critical Condition」(原題) 16mm
    監督:ミラ・ジュルテンコ
    撮影:トビアス・ブリックル

カンヌ・プレミア

  • 「Splitsville」(原題) 35mm
    監督:マイケル・アンジェロ・コビーノ
    撮影:アダム・ニューポート=ベラ
  • 「The Love That Remains」(原題) 35mm
    監督:フリーヌル・パルマソン
    撮影:フリーヌル・パルマソン

アウト・オブ・コンペティション

  • 「Highest 2 Lowest」(原題) スーパー8
    監督:スパイク・リー
    撮影:マシュー・リバティーク

シネフ・セレクション

  • 「Maybe in March」(原題) 16mm
    監督:ミケル・ビョルン・ケーラート
    撮影:ゲルダ・ファルク
  • 「Ether」(原題) 16mm
    監督:ヴィダ・スケルク
    撮影:アデニケ・オケ

ショートフィルムコーナー

  • 「Family And War」 16mm
    監督:恵水流生
    撮影:恵水流生

マルシェ

  • 「Different Faces」(原題) 35mm
    監督:グレゴリー・ウィリアム・ランドルフ
    撮影:ベサニー・ヤン