ソニーは、Cinema Lineシリーズの「FX3」をマイナーモデルチェンジした「FX3A」を2025年6月6日に発売する。希望小売価格は税込581,900円。

FX3のモデルチェンジは、機能的な変化は軽微に留まる。「Cinema Line ILME-FX3A」という型名に変更されるが、希望小売価格はFX3と同一である。本体のロゴ印字内容はFX3のままとなるが、底面の型番表記は「ILME-FX3A」となる。

本体ロゴの印字内容に変更はない
底面の型番表記は「ILME-FX3A」となる

変更点の一つとして、背面液晶の画面解像度が挙げられる。FX3の約144万ドットから、FX3Aでは約236万ドットへ向上し、FX30と同等の解像度となる。また、同梱されるバッテリーチャージャーも、従来のシングルバッテリーチャージャー「BC-QZ1」から「BC-ZD1」に変更される。

左がFX3、右がFX3Aであり、FX3の約144万ドットに対し、FX3Aは約236万ドットの背面液晶を搭載している。これらを並べて比較すると、その違いは明らかである

筐体的な変更点としては、赤外線リモコンの受光部とNFC機能が削除された。液晶モニターの変更に伴い、一部で消費電力がわずかに増加するため、静止画の撮影可能枚数が約10枚減少するものの、全体として大幅な変更はない。

左がFX3、右がFX3A。グリップの人差し指の高さにある赤外線リモコンの受光部が削除されている
左がFX3、右がFX3A。NFCが削除されている