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写真左から、RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE(EOS R5装着時)、RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE(EOS R50装着時)、RF-S7.8mm F4 STM DUAL(EOS R50 V装着時)

キヤノンの3D VR映像撮影用のRFレンズ「RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYE」(2021年12月発売)、「RF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYE」(2024年6月発売)は、Apple Inc.(以下:Apple社)の空間コンピューター「Apple Vision Pro」に新たにサポートされるQuickTimeムービープロファイル「Apple Projected Media Profile」(以下:APMP)に対応する。

さらに「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」(2024年11月発売)は「空間写真」に対応し、今後もApple社との連携を通じて3D VR市場のさらなる拡大に貢献するとしている。

キヤノンは、2021年に3D VR映像撮影システム「EOS VR SYSTEM」を立ち上げ、エンターテインメントや観光、教育など幅広い分野におけるVR映像制作のニーズに応えてきた。さらに2024年6月には、Apple Vision Proで視聴可能な奥行き感のある3D映像「空間ビデオ」の撮影ができるレンズ「RF-S7.8mm F4 STM DUAL」を発表し、3D VR映像表現の幅の拡大に貢献してきた。

2025年6月9日(米国太平洋時間)から開催されているApple社主催のWorldwide Developers Conference(WWDC)にて、Apple Vision Proの新たなOSである「visionOS 26」が発表された。

2025年後半にリリースが予定されているvisionOS 26でサポートされるAPMPに、キヤノンの3D VR映像撮影用RFレンズRF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEおよびRF-S3.9mm F3.5 STM DUAL FISHEYEが対応する。これらのレンズに対応するカメラで撮影した映像をアプリ「EOS VR Utility」でAPMPに変換することにより、Apple Vision Proで臨場感あふれる高画質なイマーシブ体験を、手軽に楽しめるようになる。

また、RF-S7.8mm F4 STM DUALも、EOS VR Utilityのアップデートにより、ミラーレスカメラ「EOS R7」(2022年6月発売)、「EOS R50 V」(2025年5月発売)との組み合わせで、「空間ビデオ」に加えて、奥行き感を静止画で楽しむことができる3D画像「空間写真」にも対応する。

さらに、2025年7月中旬には「EOS R50」(2023年3月発売)もファームウエアのアップデートにより「EOS VR SYSTEM」に対応し、「空間ビデオ/写真」の撮影も可能となる。

キヤノンは、今後もApple社との連携によりEOS VR SYSTEMをより一層強化していくとしている。