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ROE Visualは、中国・深圳の新しい工業団地内にある本社に、これまでの3倍の広さとなる拡張ショールームをオープンした。ライブエンターテイメントから常設設置まで、幅広い創造的なアプリケーションに対応する没入型環境として設計されている。専用ゾーンでは、来場者がピクセルピッチ、LEDチップ、ディスプレイ形式の主な違いを間近で体験できるという。

ショールームの入り口

新しいショールームは、ピクセルと可能性を繋ぎ、想像力と現実を橋渡しする。Black Marbleパネルによって命を吹き込まれたきらめく「小川」に、繊細な橋がかかり、頭上には、Topazで作られた広大な空が広がる。来場者が橋を渡ると、透明なVanish V8Tスクリーンを横切って鶴が飛び立ち、本物そっくりの竹林を優雅に移動する。このオープニングシーンは、ショールームの舞台を整え、ROEの没入型世界への導入を魅力的に演出する。

ショールームステージエリア

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ショールームのダイナミックなステージエリアは、Topaz Curve (TP-C) 2.6およびTP-C 1.9パネルで構成された「スクロール」が特徴で、Topaz Cube (TP-B) エレメントと同期した照明ストリップがアクセントになっている。その結果、魅惑的でハイエナジーな体験を提供するROE Visualの専門知識を際立たせる、活気に満ちたディスコ風の環境が出来上がった。

ショールームの中心

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ショールームの中央には、完全没入型のバーチャル・プロダクション(VP)ステージがあり、業界標準のBP2V2 LEDパネルで構築され、CB5 MKII RGBCAシーリングが設置されている。

また、このスペースにはGhostFrameテクノロジーが統合されており、制作チームは複数のコンテンツレイヤーを同時にキャプチャーすることができ、バーチャルプロダクション環境におけるクリエイティブの柔軟性とワークフローの効率性の両方を変革できるという。

プロ向け比較ゾーン

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プロフェッショナル向けの比較ゾーンでは、ROE製品の細かな違いを直接確認できる。VSTシリーズ(V4ST、V6ST、V8T)の異なるピクセルピッチを並べて比較したり、CB3とCB5パネルのサイズや形状のバリエーションを探求したりできる。また、専用のLEDチップ比較ゾーンでは、Flip Chip、4-in-1など、その他の技術の違いを見ることができる。

常設展示ゾーン

常設設置(Fixed Install)ゾーンでは、商業および建築環境の固有の要求に応える専用ポートフォリオを展示している。ある壁面ではCoralシリーズ(0.9、1.2、1.5)を用いたピクセルピッチのクローズアップ比較を行い、別の壁面ではパネルが洗練されたハイエンド環境で変幻自在なインパクトを紹介している。

ショールームの展望

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今後、ショールームにはNAB Product of the Yearを受賞したTrue MicroLED技術搭載のDenaliが、CECOCECOのArtMorphウォールと共に登場する予定だ。これらの融合は、常設設置体験をさらに高める、没入的で畏敬の念を抱かせるビジュアルストーリーテリングを生み出すことが期待される。

ショールームシステムは、Brompton TechnologyおよびMegapixel VRからの業界をリードするプロセッシング技術、Disguiseメディアサーバー、Hiveメディアプレーヤー、REDカメラ、RedSpyカメラトラッキングデバイスなど、最先端技術によって支えられている。

ROE Visualは深圳本社のほか、米国、ヨーロッパ、英国、オーストラリア、日本、中東にグローバルなショールームネットワークを展開しており、それぞれの地域における美学やニーズに合わせて調整された体験を提供している。ショールームツアーは、ROE Visualのウェブサイトから予約できる。