TBSテレビとWOWOWは、共同開発した映像伝送ソフトウェア「Live Multi Studio」に関するウェビナーを2025年9月4日(木)に開催する。
もし、ライブ配信の準備が驚くほどシンプルになり、空いた時間で映像のクオリティアップや演出の作り込みにもっと集中できるとしたら、どうだろうか。
「高品質な映像は届けたい。でも、現実は機材の複雑な設定やトラブル対応に追われている」という方向けのセミナーで、効率化とコスト削減を実現したいライブ映像制作に携わるすべての方必見の内容だとしている。
「超低遅延」「簡単接続」が特長の映像伝送ソフトウェア「Live Multi Studio」(LMS)がこの問題に対してどのように役立つのか、具体的に紹介する。初めてLMSを知る方にも、使い方のイメージが湧くような内容を予定している。
こんな方におすすめ
- ライブ映像制作の効率化を検討している放送局、配信事業者、映像制作会社の方
- コスト削減や少人数での映像制作運用を実現したい方
- スマートフォンやタブレットを活用した柔軟な制作手法に興味がある方
- 具体的な事例を基に、導入効果を検討したい方
- ずっとLMSが気になっていたが、具体的な使い方のイメージが湧いていない方
開催概要
- 開催日:2025年9月4日(木)13:00〜14:30
- 参加費:無料
- 視聴方法:オンライン配信(Zoom)
(URLおよびパスワードは後日イベント視聴ページおよびメールにて連絡する) - 申し込み:専用ページ(Peatix)から申し込む。
登壇者
モデレーター:永山知実氏
(株式会社TBSテレビ メディアテクノロジー局 未来技術革新事業部)
2023年TBSテレビにキャリア入社。テクニカルエバンジェリストとして、宣伝・広報、技術営業を行う。
超低遅延映像・音声・制御信号伝送ソフトウェア「Live Multi Studio」事業を担当。
デモ&事例紹介:石村信太郎氏
(WOWOWエンタテインメント株式会社 プロダクション推進本部 技術推進部)
2015年WOWOW入社。送出技術部にて放送におけるマスター業務に従事し、有志メンバーでLMVプロジェクトに参画。2018年より技術企画部でR&D(研究開発)業務を行う。同年より、LMV(Live Multi Viewing)およびLMS(Live Multi Studio)の本格開発に従事。2022年よりWOWOWエンタテインメントに出向。
Live Multi Studio(LMS)とは
TBSとWOWOWが共同で開発した独自プロトコルによる映像伝送ソフトウェア。現行プロトコルでは実現が難しかった機能を、すべて提供できる。放送現場の要求水準を満たす品質の高さにより、リモートプロダクションをはじめとする映像制作分野で多くの利用実績を重ねている。

主な特長
- 公衆インターネット網で、ポートの開放等を意識せず、簡単に接続
- 遠隔からでも違和感なく、機器操作が行える低遅延環境を提供
- ネットワークの乱れによる映像信号の欠落や揺らぎを修復
- 映像や音声以外にも、制御信号を送受信することが可能等