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Tiltaは、マニュアルレンズにオートフォーカス機能をもたらす「Nucleusオートフォーカスアダプター」を発表する。クラシックレンズの魅力を引き出しつつも、マニュアル操作の難しさが課題だったが、新製品はカメラの位相差AF情報をレンズアダプター経由でNucleus-M IIモーターに伝え、AFを実現。これにより、あらゆるマニュアルレンズの可能性を解放し、より効率的なワークフローを提供するという。

この自己表現の時代において、ヴィンテージレンズやマニュアルのシネマレンズが持つユニークな描写は、観客を魅了する大きな力を持っている。しかし、そのエモーショナルな魅力とは裏腹に、マニュアル操作の複雑さや難しさから、多くの映像制作者が現場での使用をためらっているのが現実だという。

Tiltaが発表した新しいソリューションは、この長年のジレンマを解決する画期的な試みである。大手メーカーの閉鎖的なエコシステムから脱却し、クラシックな光学系の魂に再び命を吹き込むことで、映像表現の新時代を切り拓こうとしている。

この新システムの中核をなすのは、カメラの位相差検出オートフォーカス技術と、Tiltaの精密なワイヤレスレンズコントロールシステム「Nucleus-M II」の融合だ。

革新的なレンズアダプターマウントを介して、カメラセンサーが捉えたオートフォーカス情報をNucleus-M IIモーターが直接受け取れるようになる。これにより、これまで不可能だったマニュアルレンズでの俊敏なオートフォーカスが実現するという。

この新しい統合は、すべてのマニュアルレンズに新しい命を吹き込み、撮影現場に、より俊敏で効率的なワークフローをもたらすとしている。この次期システムに関するさらなる公式情報は、近日中に公開される予定だ。